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おまけ

最終話の23話と同時投稿です。

こちらはおまけで投稿していた「婚約者」の信一sideです。

「久しぶり~」

いきなり お父さんに抱きついたおふくろ・・・

「・・・・」

同じように、隣で固まっているヒメ。

親父とお父さんの隣いるお母さんは呆れていた。

「親父どういうことだ?振られたのか?」

なんとも不思議な光景で、俺はつい言ってしまった。

「ほぅ、そんなこと言うのはこの口か!?」

はっと気付いたときにはもう遅く、親父が俺の口を思いっきりつねっていた。

「実はね、パパが元上司なのよ。信一くんのパパは。今は、逆だけどね。」

クスクスと、ふたりのやり取りを見て笑うお母さん。

「・・・ってことは、ママたちのキューピットって・・・」

ヒメがなにかを思い出したように呟く。

その言葉に何も言わずに頷くお母さん

「・・・何を話したのよ。」

おふくろは、お父さんから離れお父さんに言い寄った。

「俺は、何も言ってない。ただ、自分たちはなかなかくっつかないくせにおせっかいな奴らがいたって言っただけだ。」

何のことなのだろうか?

話の流れでは、ヒメの両親のキューピットはおふくろで おふくろたちは意地をはっていたのか?

長年、両親と一緒に暮らしてきたので二人の頑固さは知っていた。

が、あえて、ふれないことにしよう。

「新郎新婦様そろそろ準備よろしいでしょうか??」

6人でわいわいやっているとスタッフの人が呼びに来た。

「私たちは、席に行くわね。由姫ちゃん父親に似て、ヘタレな息子だけどよろしくね。」

ニッコリと微笑むおふくろ。

おい、こらっ

ココでヘタレって・・・間違ってないが。

ってか、親父譲りだったのかこの性格・・・

なんとなく不満もあるが、隣でヒメが笑っているからよしとしよう。

「お父さんって、お母さんのことさぁやって呼ぶのね。」

ドアの前で 二人っきりになり、出番を 腕を組んで待っていた。

「そうだよ。小さいとき本気でおふくろの名前 『さぁや』と勘違いしていたからな・・・」

苦笑いで答える俺

「このブーケお母さん喜んでくれるかしら。」

ヒメは、手元にあるブーケを覗き込んでいった。

「泣いて喜ぶんじゃねーの。」

ちゃんと答えてよ。とふくれるヒメ

「さて、俺たちの第一歩を踏み出しますかね。」

スタッフの人が、あと少しですよと声をかけてきた。

「信一さん。」

ヒメが下を向いたままいった。

「?どうした??」

なんだ?

いまさら不安になってきたのか?

「ケンカいっぱいしましょうね。そして、仲直りして いっぱい幸せになりましょうね。」

やっと顔を上げた彼女はとても綺麗だった。

「当たり前だ。まぁ、出来ればケンカしたくないけどな。」

今日から、俺たちは二人で 新しい道を歩んでいくことになる。

もしたかしたら、平凡な毎日じゃないかもしれない。

それでも、俺はずっとヒメの傍にいたい。

彼女もそう思ってくれていることを願って第1歩を踏み出した。

ヒメの手元にあるブーケには、それぞれの母親が好きな花たちが彩っていた。

おふくろの好きな花は、親父との思い出がいっぱい詰まっているらしいアネモネだ。


2007.3.5


何話か番外編更新予定

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