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最近のなろう小説について

作者: 空虚

私は読書が好きだ。

しかし、自分が読みたい本を全て買えるほどの金を持っていない。

そんな私にとって、なろう小説はとてもありがたい存在だ。


ちょっとした暇の間に様々なジャンルの小説を無料で読める。

なんて素晴らしい。


なろうに出会ってから、たくさんの小説を漁った私は、なろうの中でも高い評価を受けている小説はあらかた読み尽くした。


(もちろん、まだ読んでいないものもあるだろうが)


そこで最近は、日間ランキングや週間ランキングなど、まだ連載しはじめて間もない小説を漁っている。

その中で思ったことをここに記したいと思う。


前フリが長くなって申し訳ない。

簡潔に言おう。


デジャブ。


どれほどデジャブなのかというと、更新された話を読むと、これはどの小説だったっけ?と1度確認する程だ。

あらすじから展開から何から何まで変わらない。


作者のオリジナリティが感じられないのだ。

オリジナリティのない作品には一貫性もない。


流行りに乗っかるのは分かるが、パクリを疑うほど同じ展開。

最近はあらすじを読んだ段階で飽きることすらある。

また、途中まで読んだとしても、読むのに疲れて止めてしまうものもある。


感じるのは、「またこれか。」


私自身は、小説など書けない全くの素人だ。

ただ、私自身の娯楽のために作家の皆さんにお願いしたい。


どうかあなた方が書きたい物語を書いてほしい。

なにかに影響されようとも、あなた方の芯をぶらさずに、あなた方の物語を創り出してほしい。


ここで私が1番好きな小説を紹介しよう。

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』である。


主人公のベルは、様々な苦難に飲み込まれるが、ただの1度も「英雄になりたい」という芯はぶらしていない。

他の多くの登場人物も、どんな困難に見舞われようとも、その生き様に1本の筋を通している。

決して、ぶらすことはない。

それがどうしようもなくカッコイイのだ。


どうか彼らのように、自分をぶらさずに小説を書いてほしい。

願わくば、あなた方が創る物語の中を生きる彼らにも、1本の筋を与えてあげてほしい。


長くなくていいのだ。短編でいいのだ。

読み終えたときに余韻に浸れるような、そんな物語を私は読みたい。


完全に私自身のエゴで申し訳ない。


上手くまとめられていない、下手くそな文章なのにも関わらず、ここまで読んでくれた全ての方に感謝を。


ありがとう。

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― 新着の感想 ―
[一言] やはり、読者視点からしてもテンプレが覇権を持っていると感じているんですね、と再認識させられたエッセイでした。 私の推測なんですが、なろうの作者は概ね二つに分けられてると思います。 一つは自分…
[一言] 自分が全部同じと思ったテンプレ作品の中にも誰かを感動させたものがあって、その感動した人が“一途な憧憬”で同じような作品を書いたかもしれない。 あるいは、既に書きたいものはあるけど、自分の実…
[一言] 自分も同じ事を感じています。 最近のランキングはそれなりのクオリティは担保出来てるけど、内容はほぼ同じといった作品が多い様に感じます。 それ以外はランキングに入らないと言うか、入れないと言う…
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