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※ちょっとした設定紹介等

■――設定

注、ここで語られる設定は基本的に現在この世界の人間が知りえる程度の情報となります。



○魔力

 太古の昔から存在する力で、体内や大気を漂う不思議な粒子。

 生物の意思に反応し、半物質的な霊質という形態を取る。

 通常大気の中を漂っているが、時に液体のようにまとまることもあれば、地中では結晶化し魔水晶と呼べる形態をとるなど、その性質に関して現在でも多くのことはわかっていない。大気中では散逸し、安定した水や土の中では引き合うような動きを取ることが多いが、時にそれに反した動きを見せることもあって現在も多くの研究者を悩ませている。

 少なくとも物質に干渉、分解、生成する力があるように見え、しかしこれに関しても詳しい原理は解明されていない。

 研究者の中にはこれが重なり合った別世界から滲み出た力であると語るものや、世界そのものが魔力によって形作られているとの仮説を語るものが存在しているが、どれもその性質から見た推論の域を出ていない。



○魔力保有者

 魔力を体内に持たない生物はいないが、その中でも肉体が変質するほどの魔力を帯びた生物をこう定義する。基本的には人間を示すが、広義の意味では魔力を帯びた獣、魔獣もここに含める。

 魔力保有者と呼ばれる生物は前述の通り肉体が変質しており、体内では魔力による霊質の内臓が存在していると言われている。これが体内に入った食事や老廃物を魔力に分解、変換し――その結果彼等の体は排泄行為が行なわれなくなることなど、一般的な生物からは肉体的な変化がある。

 魔力が肉体に与える影響は大きく、基本的に老化は緩やか。彼等の肉体は青年期に成長が一度止まり、30を超えてから緩やかに老化していくことが多い。ただ個人差も大きく、時には50を超えても変わらぬ姿の人間もいたとされる。

 また病にも罹りにくく毒物や酒精にも耐性があるなど、魔力保有者は通常の個体に比べ強靱な肉体を持つ者が多く、基本的には通常個体と比べれば生物として優れた存在であるという見方が強い。

 反面その代償と言うべきか、基本的に魔力保有者はそうでないものに比べ不妊を患うことが多く、ほとんどが魔力保有者となる貴族の出生率は低くなる傾向がある。

 片方が魔力保有者でない場合この傾向は弱まるが、特に貴族の魔力保有者は老化が早く排泄を必要とする彼等に生理的な嫌悪を抱く場合が多く、このような婚姻は基本的に好まれない。


 多くの魔力保有者は血筋によるものが多いが、突発的に生まれる例もあり、魔力の濃い森深くに魔獣が多く存在することから、周囲の魔力濃度が影響を与えているのではないかという研究者も存在する。




○魔水晶

 魔力が地中で結晶化し生まれたと言われる、水晶に酷似した結晶体。

 物理的性質は水晶に近いが、この水晶の内側では体内のように魔力を扱うことができ、ここに魔術式と呼ばれる紋様を刻み込むことで魔力による様々な物理干渉を可能とする。

 光源となり、熱を発し、あるいは冷やし、水を引き寄せ――場合によればエネルギーを放射し物体を燃焼、破壊することも出来るなど用途は様々であるが、魔力効率の面から武器として活用されることはあまりない。

 過去には大々的な研究がなされていたが、軍事転用が効率の面で難しく、現在は魔術師と呼ばれる一部の研究者達が個人研究で新たな術式を発明、考案するに留まっている。

 彼等は生活用品としての魔水晶作成を専門とした魔導技師としての側面も強く、現在では魔術師と魔導技師は混同されることが多い。

 体内や魔水晶以外の場所で魔力を操作、作用させる技術――『魔法』の研究に関しては過去から現在に至るまで多くの魔術師が行なってはいるが、未だその糸口が見いだせていないようだ。



○仮想筋肉

 魔力保有者が用いることの出来る魔術の一種。

 肉体拡張とも言われ、魔力による身体能力強化を示す。

 霊質の肉体を自身に重ね合わせるよう構築することで、体を操り、筋力を増幅させ高い身体能力を手に入れる技術であり、魔力保有者であれば無意識に扱うこともあるなどこれ自体はそれほど高度な技術というわけではない。ただ、これを意識的に使いこなそうとすればするほどに高い集中力と精神の安定が必要となり、難易度が格段に跳ね上がる。

 場合によればその高い身体能力を御しきれず、その反動が自らを傷つけるなど諸刃の剣にもなり得るだろう。特に戦闘という極限状態でこれを自在に操ることは熟練の魔力保有者であっても難しく、これの操作技術こそが魔力保有者としての価値を決めると言っても過言ではない。

 戦場に立つ魔力保有者は肉体を鍛え上げ筋肉の鎧を纏うことが多いが、その理由の大半はこうした反動を受け止め、過剰な力を制御するため。時にはその安定のため常人では身につけられないような重量の甲冑を身につけることも多いが、むしろこれらの努力がその身を理想から遠ざけているのではないかと見る武人も多い。

 


○魔獣

 魔力保有者の獣。

 多くは現存の生物が魔力を持って生まれたもので、基本的には元となった獣と比べ大型のものが多く、その体色は青味を帯びる傾向にある。

 彼等は例外なく魔力を操る術に長け、その体躯と合わせ生まれる身体能力は人間の魔力保有者とは比べものにならず、魔獣は世界的にも恐怖の存在として、あるいは土着の神として畏れられることが多い。

 人間の魔力保有者が大型化しない理由は不明であるが、意思が魔力に影響し、それを無意識に抑えたのではないかと考える研究者がおり、その見方が比較的一般的なものとされている。

 魔獣は例によって長寿と思われるが、その危険性から検証はなされていない。

 虎、狼、鷹、猪など、比較的山や森に生息する獣の魔獣が多いが、それ以外の例も散見され、あらゆる獣から魔獣が生まれる可能性があると見られている

 海路での事故に関しても魔獣によるものが多くあるとされ、その対策には多くの海洋国家が力を注いでいる。



○竜

 古竜、聖霊とも呼ぶことがある。

 かつて世界を支配したとされる知恵ある獣であり、特筆すべきはその膨大な魔力と巨体であろう。城砦が如しと言われる体躯に鉱石の如き鱗、その魔力は魔獣などとは比べものにならないと言われ、竜の咆哮は地形を変えると古い記録に残されている。

 遥か過去に起きたとされる竜達の縄張り争い――竜戦争では無数の竜が暴れまわり、それに巻き込まれて多くの文明が滅んだと伝えられており、かつて栄華を極めながらも竜の怒りを買い滅ぼされたルシェラン帝国の名は有名だろう。

 しかしこの数百年空を飛び回る竜の姿を見たという記録はないため、竜に関する逸話は単なる寓話の一つとして見られることも多く、一部地域では今なお信仰の対象とされているがその実在や能力に関しては疑念を抱くものもいる。

 その血肉には強い力が宿るとされ、それを食らった人間が強い力を得たという伝承が多く残されており、その体は一種の霊薬として扱われる。











■――シミュレーションゲーム風国家説明(一章開始時点) 


○アルベラン王国 難易度:★★★

 大陸では比較的北西に位置するかつての超大国。

 過去には大陸の半分を支配した国家で、聖霊協約を竜との間に結び、国際法として広めたアルベランを知らない国は大陸に存在しないだろう。エルスレンと分裂してからは多くの領土を失ったものの、未だかつての力全てを失ったわけではなく、今なお精強な軍隊と高い技術力、経済力を有する強国の一つ。

 ただし東にエルスレン、西にエルデラント、南にガルシャーンと強国に囲まれ、またその関係も険悪なことから注意が必要。更にはメインシナリオ『二人の忌み子』では現王が原因不明の病に罹っており、王位継承権を巡って王女と王弟の間で水面下の争いが行なわれている。そのため王宮では不穏な空気が漂い、対処を誤ると比較的序盤から一気に窮地へ立たされる場合もあるだろう。

 強国であれど、様々な点で配慮が必要な国家と言える。

 また、この国には時折異様に高い能力を持った人材が現れるがこれにも注意。見極めが難しいが、多くの場合その人間性には大きな問題があるため、扱いを間違えると諸刃の剣になりかねないことを頭に置いておこう。

 元々この国の人材は優秀な者が揃っているので、こうした者は早々に排除しておくのも一つの手。エルスレンとの分裂後のシナリオでは政策『忌み子の排除』によってこれらの人材を生まれた際に排除することになっているが、しかし完全ではなく、この政策には多くのデメリットがあることも覚えておいた方が良いだろう。その優秀さが牙を剥くことになりかねない。

 彼女らを利用するか、それとも排除するか。それだけでもプレイ感が大きく変わる面白い国家だ。


★おすすめ兵科

○軽装歩兵

 かつての超大国だけあって、軍としての平均能力は全体的にハイスペック。

 大陸を半ばまで制覇した彼等に蓄積された膨大な知識とノウハウ。そこから組み上げられた軍構造は今なお王者の軍に相応しいものと言え、高い冗長性を有している。

 あらゆる面で標準以上というのがアルベランの魅力だ。

 その中でもこれは、というものをあげるとするなら、やはり軽装歩兵だろう。

 地形的に森や山が多いアルベラン。その環境で養われたこの国の軽装歩兵は非常に能力が高く、前述の冗長性と組み合わさり非常に高度な戦術連携を安定して可能とする。

 ただし防御能力は他国の軽装歩兵と変わらないため、その扱いには十分に注意しよう。



○エルスレン神聖帝国 難易度:★★

 アルベランから分裂した国家で、国土面積はアルベランの倍以上。

 超大国アルベランを崩壊させる要因となった大国であり、かつてアルベランの保有していた領地の多くを手にしている。

 凄まじい経済力と人口、多種多様な兵科を揃えたこの国は、現状大陸一の国家と言えるだろう。

 侵略しては属州、属国として従え、国教を広めることで支配、拡大してきたこの国ではあるが、しかし問題は強い力を持つに至った法王庁と、皇帝を主とする議会の摩擦にある。表向きはともかく水面下では多くの争いがあり、政治的には不安定。また国民の貧富の差が激しく、宗教組織の腐敗と汚職が横行。

 領主の権力も強く反乱の危険性を常に孕むため、彼等の不満を外に向けさせるべく、定期的にガス抜きとしての戦争を行なう必要があるだろう。

 開始時点の国力で言えば負けなしで、人材も豊富。しかし国内には常に気を配っておかねば一気に窮地に立たされるかも知れない、そんな危うい国家だ。


★おすすめ兵科

○遊牧民騎兵

 広大な国土を誇るこの国は多種多様な兵科を備えており、属国や属州、それぞれの長所だけを集めた軍隊編成を可能とする。それがまさに他国を圧倒する強みと言えるが、その中であえてと言うならば国内にある無数の遊牧民勢力の固有ユニット、遊牧民騎兵だろう。

 立つより早く馬に乗ると言われる彼等の馬術は他国のそれの比ではなく、戦場が平野であれば馬上からの引き撃ちだけで大抵の相手には勝つことも容易。

 騎兵自体の能力も優秀な上数が多く、その機動力を活かせばイージーゲーム。

 西にある仇敵アルベランを潰すか、それとも東に拡大するか――どちらにしてもこれらを上手く使えばそう難しくはないはずだ。




○エルデラント王国 難易度:★★★★

 国土のほとんどを山と森林に占められた部族連合。

 かつてアルベラン王国に支配されていた部族達の集合体で、王国を名乗ってはいるがその実体はやはり王国と言うよりも部族連合に近いだろう。

 国土だけを見ればアルベランのそれと近しく、無数の鉱山も所有するが、しかし反面こちらは平野が少なく、農耕に適した土地があまりない。そのため全体的に食糧難に陥ることが多く、首都を除けば大都市と呼べるものは存在せず、経済規模も高くない。

 広い土地に分かれて無数の部族が住んでいるが個々の仲も悪く、常にどこかの部族と部族が争いあっており、技術的にも強国ばかりの周辺国家と比べ劣ることだろう。

 総じて古い慣習、形態が根強く残る時代遅れの国家であるが、利点はその動員数。

 力を至上とする戦士社会的概念が色濃く残っているため、男は皆、農民であっても剣を取ればすぐさま戦士となり、訓練を必要とせず戦場に立てる。原始的な生活様式は彼等の生物としての強さを維持しており、軽装でありながら矢をも恐れず突撃する狂気は敵の恐怖を掻き立てることは間違いない。

 文明後進国でありながら極めて高いポテンシャルを秘めており、舵の切り方一つで大きく変化する魅力を孕む、やりがいのある国家だ。


★おすすめ兵科

○軽装弓兵

 森に暮らす彼等は特に他国と比べ狩人が多く、普段軽装歩兵として戦いながらも弓を持てば弓兵に切り替えられる兵士が多い。

 短弓が主体のため射程こそ無いが、彼等の射手としての能力は群を抜いており、見通しの悪い森の中であってもその矢は正確無比。

 白兵戦闘になっても同数程度ならば十分返り討ちに出来る程度の能力があり、隊列を組んでの行動が取りにくい森の中であれば敵に対し、圧倒的優位に立てるだろう。





○ガルシャーン共和国 難易度:★

 アルベラン王国南部に広大な土地を保有する多民族国家。かつてはアルベランの属国であったが、エルスレンとの分裂時、疲弊したアルベランを見限り独立した。

 その国土南部は多くを荒野と砂漠が占めるが、高地に起きる定期的な豪雨とそれによる氾濫によって川の周辺地域一帯は豊かな土壌が堆積しており、小麦の収穫量は群を抜いている。

 ガルシャーンの国名、その由来もまた毎年大地に恵みをもたらす豪雨にあり、ガルシャーンとは強い雨を意味する言葉。雨を神聖視する拝雨教というべき独自の宗教を持つ。

 古くから豊かな小麦生産を活かし、大陸の様々な土地と陸海の交易協定を結んでおり、多くの人種が混じり合うように商売を行なっている。

 経済的にも恵まれた交易大国であり、共和制に移行してからは混乱もなく内政も安定した状態になっている。

 目の上のたんこぶとも言えるアルベランやエルスレンを先に食うか、それともそちらを無視して拡張するか――手段はいくらでもあるが、どの選択をとっても難しくはないだろう。


★おすすめ兵科

○獣兵

 彼等は多数の民族を受け入れ、様々な文化を取り入れてきたが、その最たるものは獣の軍事利用であろう。

 各地で用いられた獣を得ては、そのノウハウを学び、彼等は多様な獣を馬のように飼い慣らした。

 獣兵の存在はあらゆる文化と遭遇しては打ち砕き、それを余さず吸収してきた彼等ゆえ――元より人より強き獣、十全に使いこなすならば真正面から破られることはない。

 陣形戦術戦闘術、所詮それらは人間を相手に作られたもの。

 獣兵はいずれも敵対者に恐怖を与え、ただ一手で相手を混乱の渦に叩き落とすことを可能にするだろう。





○アーナ皇国 難易度:★★★★★

 アルベランの北に位置する海洋国家。

 古くからアルベランとも同盟関係にあり、長い年月を共にしてきた。

 東西を鉱山に囲まれ、北には海を、その立地から金属加工や造船技術を発展させた技術国というべき国で、国土は小さいながらも海上貿易によって非常に高い経済力を有し、質の良い大量の魔水晶が採掘されることもあって、魔水晶の加工技術は大陸一。輸出品の多くを占める。

 ただその国土の狭さから必然的に大軍を編成することは不可能で、そして南は同盟国アルベラン。

防衛上は優れた立地であれど、陸路での侵略戦争が行いづらい。強力な海軍を持つため、ならば海路、と行きたいところであるがこれもまた難しいものがある。

 強く聖霊を信仰し、それに伴う神権政治と言うべき政体。

 信仰から安定と調和を尊ぶ政府は侵略行為に踏み出すことが難しく、他国を蹂躙しようとするならばまずこの内側から変えていく必要があるだろう。


★おすすめ兵科

○弩兵・重弩兵

 海洋貿易によって遥か東方から手にした弩を分解し、改良生産に成功しており、彼等の遠隔射撃は弩兵の比重が大きい。

 弓に対しては射撃間隔で劣る、直射が基本となる、有効射程が短い、機構が弓に比べ複雑でコストが高い等々、様々な問題はあるものの、訓練を必要とせず使用が可能で、中距離ならば鎧を貫通する高い威力や命中精度の高さはそれを補ってあまりある利点とも言える。

 特に侵略を考えず防衛に徹するならばこれ以上の武器はないだろう。

 アーナでは老若男女問わず、定期的に弩の使用法を教育しているため、国民全てが潜在的な弩兵であると言え、少ない人口と高い経済力、技術力というアーナの特徴に良く噛み合っている。

 野戦においても優秀な工兵により、より大型化させた質の良い連射式床弩や投石機を用いることができ、彼等の戦いは他国と比べ独特なものとなる。

 当然これらは攻城戦等侵攻にも転用でき、その技術力だけで周辺世界を席巻するポテンシャルを十分に秘めていると言えるだろう。




○クレィシャラナ 難易度:☆☆

 かつて栄華を誇った戦士達の末裔。

 過去には現在の王国北部を広く支配した部族であったが、過去アルベランとの戦争に敗れたことで現在は王国北西、アルビャーゲルの山々に逃れひっそりと暮らしている。

 極めて厳格な戦士社会で、古き風習を未だ色濃く残しており、男は幼い頃から極めて厳しい戦闘訓練を受けて育つ。そのため普段は畑を耕し、生活用品を工作する男であっても、いざ戦いとなり槍を持てば訓練された他国の正規兵を圧倒する実力を秘めている。

 魔獣という間近の脅威と、禁欲的で過酷な環境が彼等の戦士達としての力を鍛え上げたと言っても過言ではなく、兵士一人の平均能力として見た場合、大陸でも一、二を争うだろう。

 ただし問題はその人口。

 人口比で考えれば異常なほどの軍事動員を可能とするが、その総兵力は最大でも1500にも届かない。

 空を支配する獅子鷲騎兵も100を切り、他国への侵攻という点では絶望的。侵略を受ければいかに精強な兵とは言え物量で圧倒されるだろう。

 アルベランとはかつて交わした聖霊協約の関係、また不可侵条約によって攻め込まれてはいないが、現在は緩やかな滅亡へ向かっている。

 ただ、かつて自分達を助けた聖霊に仕え、そうして滅びに向かうのは彼等の望んだ道なのかも知れない。


★おすすめ兵科

○獅子鷲騎兵

 兵士個人の能力もさることながら、特筆すべきは彼等が調教し乗りこなす猛獣グリフィンだろう。

 肩高五尺の体躯に大きな翼、鳥の嘴と獅子の体を持つこの獣は自在に宙を舞い、それを乗りこなす獅子鷲騎兵は平面的戦場に新たな軸を作り出す。

 騎兵による両翼迂回はいつの時代も強力であるが、対抗手段は多くある。しかし上空を迂回する彼等にはどのような軍であっても手出しは出来ず、そこに跨がる戦士達も最精鋭。

 虚を突けば大軍を相手に致命的な一撃を加えることが出来るだろう。

 少数である彼等の勝利の鍵、それを握るのはこの獅子鷲騎兵であると断言しても間違いは無い。

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作者X(旧Twitter)

  2024年11月20日、第二巻発売決定! 
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― 新着の感想 ―
[気になる点] ガルシャーン共和国って、バトルジャンキーっぽい人がいたところだよね? 難易度星一個じゃん………。
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