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長谷川きらりの冒険  作者: 彩瀬あいり
おまけ(ネタバレあり)

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49/49

登場人物解説 その2

聖女と守護騎士達

ハセガワキラリのイメージは、特撮ヒーローです。登場時、高い所に現れて口上を述べて、背後で爆発する、ああいうやつです。

故に、守護騎士は戦隊ヒーローをモチーフにしています。だから五人です(最近はそうでもないのかもしれませんが)

リーダーは赤がデフォですが、どちらかというとメインヒーローはスタンですね。赤いイメージがないので青になりましたが。女性枠のピンクを消去法でルメールに割り当てたんですが、その後、まさか彼が妄想ドピンク野郎になるとは思ってもみませんでした。





長谷川輝光(20)


聖女です。人間性と能力は比例しません。エリートだけど嫌な人間っているじゃないですか。世の中の理不尽を体現したのがキラリ様です。

召喚当初は本当に大人しい、いい娘さんだったと思うんですよ。ちょっとオタ気質なだけで。それがまあ、能力が開花しちゃったせいで「あたしって実はすごかったんだ!」と別方向に飛んでっちゃったんです。ある意味、可哀相な子です。

日本に戻ってからも、その強気な性格が持続出来たところが、「思い込みの強さ」でしょう。ほら、聖女だから、能力の高い聖女だから、人一倍「思い込みも強い」んです。

たぶん、そこそこ裕福な家のお嬢さんです。

どうしたら、こういう考えの人間に育つんだろう……、と本気で悩んだ時、「ネットで炎上する有名人女性」がワイドショーの話題として出てるのを見たんです。こんな漫画みたいな人現実におるんやなぁ……と思って、そしてわかったんです。要するに、そこそこ知名度があり、お金に不自由していない生活をずっと送ってると、こういう思考になっちゃうんだ――と。

長谷川輝光のバックボーンは、そうして出来上がりました。

「もう話題に出すなよ、つけあがるだけだから」という炎上著名人みたいな子だと、ご認識ください。




ジグ・スタン(21)


生真面目・誠実・真っ直ぐ。そういった系統の言葉が全部合致するのが彼です。

五人の守護騎士の中で、彼だけが本当の意味でキラリ様のことを好いていると思います。出会った当初のキラリはたぶん可愛かったんですよ。

どうしてそこまでキラリが好きなのか疑問だったんですが、色々考えてしっくりきた答えを書いておきます。

彼にはおそらく、救えなかった妹が居るんです。帝国時代は荒廃していたので、哀しい出来事があったんだと思います。

キラリとの出会いはたしか、狼のような獣に襲われていたところを助ける、という形でしたが、そのシチュエーションがね、たぶん妹と同じだったんですよ。今度はちゃんと守る! っていう、強い庇護欲が生まれたんです。

だから、キラリのことが可愛いし、大切だし、自分が守ってやらなくちゃ――っていう意識があるんだと思います。とても騎士らしい騎士ですね。

本編終了後、彼は近衛騎士団で黙々と任務に励みます。

ひっそり心の中でキラリのことを思いながら生きていくことでしょう。




マルカ・テリア(17)


年下ワンコ系のキャラということで、名前がテリアです。あざと可愛い系。

本編を自分で読み返して気づいたんですが、伏線張ってましたね。

最初の会食で、文乃に対して最初不機嫌だったのは、平静を装えない子供だからです。そしてその後、スタンのイケメンオーラに驚いていた時に目が合って、逸らされた理由は、「キラリ(文乃)に見惚れていたのがバレて気まずくて視線を逸らしてしまった図」です。おばちゃんの目が恐かったわけじゃありません。

彼はメンタルが成熟していません。我儘なお坊ちゃんというイメージで書いてます。自分の中で神聖化しているキラリを崇めているので、最終的にそれが崩れ去った時に、どうしていいかわからなくなってしまいました。

本編終了後は、ヘンドリックさんに見守られつつ、心のリハビリを行います。

きっと良い騎士になることでしょう。




テオ・カルメン(27)


俺様系チャラ男という枠で作ったんですが、あんまり俺様にはなってませんね。オラオラ系は苦手なので、上手く書けませんでした。

自分の感情を優先させがちですが、五人の中ではわりと常識人です。

本編終了後、カルメンならどうするかなーと考えた時、王宮とか固っ苦しい所より、自由に町を闊歩する方が性にあってるんじゃないかと思い、自警団に入ることになりました。

女の子にキャーキャー言われつつ、楽しく生きていくんじゃないかと思います。




スル・ルメール(27)


ヤンデレも居るよなーってことで、彼がそれになったんですが、おかげでキャラが確立出来たんじゃないでしょうか。文乃には悪いんですが、彼が覚醒する話は書いていて非常に楽しかったです。

元々魔法管理局に居て、騎士の資格も併せ持っていたので、守護騎士に抜擢されました。

本編終了後は古巣に戻った形になりますが、仕事は出来る人なので、キラリが絡まなければ大丈夫でしょう。

守護騎士の中では頭脳担当です(一応) 年齢が上なので、まとめ役も兼ねてます。

本来は出来る男なんです。ヤンデレ要素が全てを覆してしまいましたが。

学園モノなら、眼鏡をかけたクール系男子に分類される感じでございます。




クム・ヴァディス(25)


寡黙キャラです。

存在感が薄い人ということで、もともとはテオルドさんが放った間者の予定でした。(というか、初期設定は忍者だった/笑)

なかなか決まらない最後の守護騎士に、自分の子飼いを紛れさせて、内部の様子を見る。そんな役割にするつもりだったんですが、結局ボツになりました。

その名残として、聖女陣営から離反して、王子側に付いてもらった形です。

文乃に本を貸していたことから、意外と文系なのかなーと思って、本編終了後は文官に転職してます。

もともと、諜報向きの気質で、剣の腕はそれなりという設定でしたので、まあ順当な選択です。




オルフィート、ウルフォート


長谷川輝光が連れてきた双子の騎士。名前の由来は、Altキーと、アルフォート(お菓子)です。

赤青マントをどちらが着用しているのか、未だに私も知りません。

結局あんまり出番がなく、何者なのか説明もないまま終わってしまったので、「ア・ランフェンの事情」でちょこっとフォローしておきました。


彼らは「神殿騎士」という存在です。

キラリは彼らの居た神殿に出現しました。そこで、「神の声を聞く巫女姫」という設定で振る舞っていた為、彼らはキラリのことを「姫」と呼んでおります。

ティアドールへ行くにあたり、すっかり心酔している二人の騎士を、従騎士として連れて行くことにして、旅の道中はウハウハなハーレムを楽しんでいたんだと思われます。双子の恐ろしいところは、二人で同時に姫を愛することに何の疑問も抱いていないところです。独占したいとは思ってないようです。

キラリさんとしては、そんなところもまた陶酔要素となって、18禁の世界に突入したと思われます。

そらー、守護騎士のことも忘れるよね、っていう、スタンが可哀相な道中でした。


本編終了後は本国に強制送還され、神殿に戻りました。

神の御国に召された姫を偲んで、ひっそりと暮らしていきます。神殿に勤める者は結婚しない人も多いので、たぶん生涯独身です。

長谷川輝光パワー、おそるべし。




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