登場人物解説 その1
主人公陣営+α
小林文乃(33)
本編の主人公。地方の中小企業に勤務する事務員。
THE・平凡。チート能力はありません。現代知識はあってもそれを生かす能力がないので、意味がありません。
魔力は、運動神経がいいとか、芸術的センスがあるとか、まあそういう個人能力の一つとして考えております。遺伝要素もありますので、そういった方には身分と共に責任が生じます。
文乃は、普通に生活するには困らない程度の魔力しかありません。どこまでも一般人です。
流されやすく、NOと言えない日本人。
恋愛に縁がないので、長谷川輝光の思考回路に付いていけません。
ア・ランフェン(35)
家名は「アヴナス」 魔法の素質に恵まれつつも、騎士になった変わり者。
ハセガワキラリの聖女時代は、第四師団の副隊長だったが、帝国崩壊後に隊長に昇格。
本編中、ビジュアル面について描写する箇所がなかったけど、執筆開始時のメモ書きには「金髪、後ろでひとつに結わえてる。下ろしたら肩にかかる程度」とちゃんと書いてありました。それに深い青色の瞳を足してイメージしましょう。
一人息子なのに騎士になったので、本人はそれを気にして実家に寄りつきませんでしたが、本編終了後はじわじわと歩み寄りが行われており、父と息子のぐだぐだっぷりにメルエッタさんが「しっかりしなさい」と発破かけてると思います。
恐い人と思われている、と本人が思い込んでるだけで、別に嫌われているわけじゃありません。被害妄想です。
女性に対してもそんな感じなので、まともにお付き合いが続きません。
文乃は、通信を通しているおかげで、身構えることなく会話が出来た初めての女性です。
最初の「おやすみなさい」で心持ってかれたと思います。
ドン・カレル(33)
ティアドールの王太子。穏やかそうに見えて腹黒な銀髪青年。現在は父親の補佐をしている。
文乃のことは気に入ってるけど、別に自分の相手として云々ではなく、あくまでランフェンの相手として見てます。彼のお相手については色々考えて決めかねているんですが、赤毛ということは決めてます。文乃が赤髪のヅラを被ったのは、そのせいです。
作中ではフルネーム出せませんでしたが、王族は「ドン」という名を使います。国王になると、名前のみになります。「ン」を換算しないので、「ド」を上げると、名字が無くなる、という考え方です。
王族 → 首領 → ドン という安直な名づけ。
ヴ・テオルド(65)
元金髪の禿、魔法管理局の局長。部下を含めた派閥争いに頭を悩ませている。
と、執筆開始時のメモ書きにありました。
当初は「中間管理職の悲哀」みたいな存在で、頼りない人を演出してましたが、最終的に「実は結構優秀な人」という風になりました。私自身も文乃と同じく「なんか頼りないな、大丈夫なのかこの人」と思っていたので意外でしたが、召喚の代表者なんだから当然ですよね。騙されました。でも、基本は「いい人」なんですよ。弱腰なだけで。
息子が騎士になったことは、別に怒ってません。あれこれ言うのは親戚連中で、テオルド自身は本人の意思を尊重して、反対意見は突っぱねてます。
そういう部分がランフェンには伝わってないので、親子関係がこじれてます。
本編終了後、通信魔法のことでランフェンから相談を受けて、内心喜んでます。
息子の最終目標が「フミノをもう一度呼び出すこと」であることは知っていて、協力は惜しまない方向です。
ヴ・メルエッタ(60)
クリーム色の髪をした色白美人。侍女として王宮に勤めはじめ、現在はそのトップに君臨しているキャリアウーマン。
テオルドさんとは職場結婚です。平の局員時代に出会いました。もともとヘンドリックさんとテオルドさんが友人で、話をするようになりました。そんな馴れ初めがあったりします。
聖女召喚時代は、ハセガワキラリと直接話をすることはなく、担当侍女からの苦情を聞く程度の関わりしかありません。なので、未だにどんな少女なのか、わかっていません。
メルエッタ視点で見れば、長谷川輝光の印象も、また違った人になるかもしれないですね。
場数を踏んでいるので、我儘なお嬢様には慣れております。
女っ気がなかった息子が、文乃に対しては面白い反応をするので、楽しんでます。そういうお茶目な一面もある方です。
ア・ヘンドリック(65)
王宮警護の責任者。総合統括長とも呼ばれてます。家名は「クアンド」
奥さんが王子の乳母役を務めていた理由は、王妃と知り合いだったからです。王妃亡き後、カレルを育てあげましたが、王子が成人する頃に、彼女も病魔に侵されて亡くなってます。
娘が居たんですが、当時流行していた病が元で、生後すぐに失くしています。
そういう意味では彼の境遇は重いんですが、だからこそ、ランフェンを可愛がってるところはあるかと思います。テオルドに悪いなーとは思ってます。ランフェンさん、一人息子だし。
娘が生きていたら文乃とほぼ同年なので、後見人という存在に喜んでます。フミノがティアドールに住むようなことがあったら、養女にする気満々です。
ローガン(60)
ティアドールの国王。
最初しか出番がなかったんですが、あんまり詳しく考えてないというのが正直なところです。
ヘンドリックさんを兄貴分として慕ってます。
ある意味、将来の「ランフェンとカレル」の図がそこにあります。
セド・ルケア
第四師団の副隊長。
文乃が図書室帰りの移動陣付近で出会ったイケメン騎士。
あの時点で、ランフェン視点の話の構想はあったので、その前振りのつもりで出演させました。
ダ・デックス
第三師団の隊長。
「ア・ランフェンの事情」にて登場した、声のでかい人。
豪快であっけらかんとした、空気読めないんだけど、どこか憎めないタイプ。超体育会系です。
初登場時は名前付けてなかったんですが、意外と使い勝手が良かったので、名前のあるキャラに昇格しました。「事情」を幕間として本編の隙間に挿入していたら、本編中にも出張ってきた可能性が非常に高いです。
第三師団の隊長なので、第四師団のランフェンとつるむことが多く、仲がいいと(勝手に)思っている距離なしさんです。ランフェンはうざいと思ってます。でも作者的には好きです。ごめん、ランフェン。頑張って。
リヒ・ウォーリス
誰だよ――って感じですが、「ア・ランフェンの事情」に出てきた、図書館の主です。
もうちょっと出す予定で名前を振ったんですが、結局出番が無かった不遇の人。
おじーちゃん先生です。




