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SAMURAI 近未来冒険活劇  作者: 姫宮誠
第1章 SAMURAI
10/28

第十話 『決闘』

2099年


~新トーキョー某所



タケルはアールツーに強制的に連行されていた。



「タケル。ゴハン。なに食べるか。」


「わかったから。

食わしてやるから。

俺を小脇に抱えるな。」



「ワカッタ。ハイ。」


「抱っこもするな。」



「じゃ、これ。」


「宙づりにするな。血がのぼるだろが。」



「じゃ、」


「ふつーにおろせ。」



ドカッ


アールツーはタケルを頭から地面に落とした。



「いてーから!!」




「何食べるか。」


「話を聞け。」



「あんパン。」


「ったく、おめーは、本部に帰りゃ食材はあんだろうが。

この物不足で物価が高ぇーご時世に、メシを外で食いたがるなよな。

モノが食えるだけ有り難いんだからよ。」




「ウィンナー。」


「つか、おめーはアンドロイドだろが。

人間様の食い物は食えねーんだって何度言えば分かんだよ。

ポンコツが。」



「消化機能。欲しい。」


「哀願するな。」



「あ。パン売ってる。」


「おめーは話しを聞かないプログラムのみで動作してるだろ。」



「タケル。パン。買え。」


「せめて人にモノを頼む態度でのぞめ。」



「えへへ。」


「ほめてねーから。」




ブォンブォンブォーーン


遠くからホバーバイクのエンジン音がする。




「ん?なんだ?」


「バイク。うるさい。」




ブロロロ・・


カチャッ




タケル達の目の前で一台のホバーバイクが止まった。


バイクには男が一人乗っている。




「誰だ?てめー。」



「サキタさんからの伝言だ。」


ブォォーーーン



男は紙切れをタケルの前に落として去っていった。





「ん?空賊の本部はサキタ様がいただいただぁ?

なんじゃこのアホは。まだやるか。」



「タケル。パン・・・。」


「・・・おめーもまだ言うか・・。」






----


~空賊本部前



タケルとアールツーは少し離れたところからから

空賊の本部を眺めている。




「おーおー。ホントにサキタのアホがいやがるぞ。

しかも、たんまり仲間引き連れてよぉ。」



「タケル。戦闘の前にパン食うか?」


「つーか、うちの連中もあんなアホにやられてっとは情けねーな。

中まで占拠されてんじゃねーだろーな?」



「サキタ、けっこう強い。だからパン食べるほうがいい」


「まぁいいか。とりあえず行ってくるべ。」




「パン・・」






「くぉら~!!!タケル!!さっさとこっち来んかいボケ!!」


サキタが少し遠くから叫ぶ。




「サキタァ!おめー、とち狂ったんか!?

戦争でも起こす気かアホが!」


タケルはサキタの方へ歩きながら怒鳴る。




「そうじゃ!!戦争じゃ!!今すぐ決闘せい!!

逃げたらうちのもんが暴れるけんのぉ!」



「決闘ねぇ~。上等上等。

ハンデくれてやっから鉄砲でも大砲でも持ってきやがれ。」



タケルは少しサキタとの距離を置いて立ち止まった。



「クックックッククルックー。

今の言葉、忘れるんじゃねーぞ?」



「つーか、おめーは俺に何回やられたら気が済むんだ?」



「今日の俺様は今までとは違うぜぃ?」



「あっそ。ほれ。かかって来い。」



「誰が俺様が直々におめーのようなコワッパと

決闘するっつーたんじゃ?」



「あ?」






「ブロウ先生。」




ザッザッ


ブロウはタケルの前に立ちふさがった。





「誰だ?あんたは。」





「・・・。」



「こちらは我ら砂漠の海賊の用心棒の大先生。

ブロウさんだ。」




「はぁ?

サキタ、おめーはそんなもん雇ってまで俺を殺してーのか?

男のくせに情けねー。

男だったらテメーで勝負しやがれ。」




「ふっ。どーとでも言えや。

貴様が俺様に土下座して謝るなら、手段は選ばねー。」





「どうでもいいが、やるなら早くやろうぜ。」


ブロウはあきれて言う。




「あんたもさ、

こんなアホの企みなんか手伝わねーほうが

自分の名誉のためだぜ?」




「ミヤモト・タケル。

あんたが俺の探している男かどうか、やればすぐに分かる。」




「はぁ?何言ってん?」





「勝負!!」




ズドンッ!




ブロウは瞬時に拳銃を手に取りタケルに放つ。





「うわっ。きったねー。

ホントに鉄砲でやんの。」



タケルは間一髪で弾をよけた。




「マグナムと二刀流。

どちらに勝機があるのか明白だ。」




「なーるほどな。」



「さて、どう戦う?剣豪。」



「ほんなら、やってみっか?」



タケルは目にもとまらぬ速さで

ブロウの周りを円を描くように走り出す。




「(速い!)」



「どーした?撃ってみ」




「ふっ。なめられたもんだ。俺は早撃ちだぜ?」


ズドン!ズドン!ズドン!




「あったらねーよ!」




「ふっ。逃げてるだけじゃ勝てない。

スピードがなくなったら風穴が開くだけだ。」




「逃げてる?俺が?俺は逃げたときがねー。」




「負け惜しみか?この距離は俺のテリトリーだ。

射程距離で負けたことはない。」




「あっそ。俺は勝負に負けたことがねー。」




「減らず口だな」





「俺の射程距離を教えてやろうか?」




「?」





「ゼロだよ!!!」




ブワッ


タケルは瞬時にブロウの懐に飛び込む。




「いつの間に!?」




カチャッ


「ゼーロ。」


タケルは刀の矛先をブロウの喉仏に軽く当てた。






「・・・・。」





「くっ・・。」




ブロウはタケルの背中に銃を当てていた。




「こっちもチェックメイトだ。」





~第十話 『決闘』終わり




ーーーーーーー

<次回予告>


男達は闘争を求める


敵を見つけ、自らの力を誇示する


音楽は言葉を乗せ


人々の心を動かした


今ロックンロールは何と戦うというのか



次回『幻魔襲撃』



男は男に憧れる・・・・





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