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最弱魔王と最強の杖  作者: 絶兎
8/15

融合!

読んでくれてありがとうございます。

一話から読むこと推奨です。

「俺と融合しないか?シーマ。」


 俺はシーマに言った。

 スキル【融合】は俺が寝ている間に取得した。

 これはさすがにゴブリンのスキルではない。


 寝ている間にレベルアップして取得したのだ。


 ―ステイタス―

 種族:武器【杖】レベル4 EXP[245/480] 5P

 装備箇所 両手

 耐久度 230/230

 MP   270/270

 物理攻 28

 魔法攻 60

 重さ   5


 スキル:【武具運命】【幸運EX】【スキル共有】【成長補助EX】【念力A】【自然治癒C】【望遠A】【耐久B】【毒生成B】【念話A】【夜行性C】【連携強化C】【剣術D】【棍棒C】【料理D】【融合】


【融合】:二つ以上の対象を融合させる。クールダウン30日

【剣術D】:低レベルの剣術を扱うことができる

【棍棒C】:低レベルの棍棒を扱う技術がある。

【料理D】:低レベルの料理ができる。

【連携強化C】:連携を強化する。少しだけ連携相手の思考を読める。


「私は・・・融合するとどうなるのですか?」


「共存する。というかさせる。」


「そうですか。リム様、どうしますか?」


「ん、シーマはどっちがいい?」


「私はリム様の役に立てればよろしいです。」


「わかった。杖さん、融合するとどうなるの?」


「強くなる。俺と彼のスキルも融合する。それ以上は俺にもわからない。」


 正直かけだが言わないでおこう。


「わかった。杖さんを信じる。強くなって私を守って。」


「わかった強くなる。シーマもいいな?」


「わかりました。しかし見られたらさらに危険なので、さらに奥へ行きましょう。」


「ああ。そうしよう。」




 俺たちは森の奥へたどり着く。


「周りには誰もいなさそうだな。」


 ちなみに、周りの敵はすべてシーマが倒した。

 ここの周辺には何もいないだろう。


「さて、早速融合するぞ。」


「わかりました。一応念のため。短い間でしたがありがとうございました。お嬢様、ご達者で。」


「ん。」


「わざわざあいさつしなくてもいいぞ。わかれないんだから。邪魔が入る前にさっさとするぞ。スキル融合発動!」


 俺は手から離れ、地面に突き刺さった。

刺さってるってる状態で、発動する。

 シーマは俺を握り思いっきり引き抜いた。


 光が周辺にあふれた。


俺は意識を集中させ、シーマの中にある無数の可能性の中から、必要で自分の思う物を掴む。


その中から、リムがシーマを創る上で思ったこと、感じたこと。それさえも読み解いていく。

そして、一つの可能性を掴み取った。


 俺は白い世界で目が覚めた。


 女神さまがいた。隣にはシークもいる。


「まさかこんな手段で・・・。体を手に入れるとは思っていませんでした。すごいですね。運といい、運といい。」


「結局運だけじゃねーか!」


「ふふ、そうですね。これからさらに楽しくなるでしょう。私も見てて飽きません。あなたは面白いです。もっと私を楽しませてください。期待してますよ。ふふふ・・・」



 女神の声が遠ざかり、目が覚めた。


「ここは・・・。」


 俺は体を触った。手があった。足があった。胸があった、腹があった、そして、頭があった。


「俺は体を手に入れたぞ!やったぁああ!」


「シーマ・・・?融合したけど大丈夫?体に杖が入っていったけど。」


「俺は杖だ。杖のほうの意識だ。俺はタケルとでも呼んでくれ。シーマの意識はスキル【叡智】と融合した。つまり俺の頭の中には俺とシーマがいる。意識は俺が管理していて、いつでも切り替えられる。こんな風に。呼びましたかお嬢様?私は融合しましたがなかなかに過ごしやすいです。それに、たくさんのスキルもあり、とてもいいです。それに扱い、種類が魔族から武器の杖になったので、お嬢様に補正がさらにかかります。それに、この杖のほうの方、タクミはお嬢様の従魔扱いになりました。なんだって!?俺が、従魔?はい。そうです。私と融合したんだから当たり前ですよ。すべて【融合】されるのですから。」


「一人でしゃべってて変なのー。」


 驚いた。

 俺はリムの所持物になってしまったのだ。

 まあいいだろう。話を聞く限り悪いものでもなさそうだ。


「お嬢様、では私を装備してください。念じるだけでいいのです。」


「ん。」


 体は粒子となり、一つにあつまった。一瞬で。

 その光は収束し、長い銀色の十字架で、真ん中に赤い宝石がはめられた杖になった。


(これが、武器変形。杖に戻るスキルだな。)


「すごい。シーマすごい。かっこいい。」


(ヴァンパイアだから銀は苦手なんですけどね。)


「かっこいいからどうでもいい!」


 杖状態は持ち運んでもらえるので便利だったりする。いつも通りの視点だし。

 さて、スキルを確認しよう。


 ―ステイタス―

 名前:ヴァンパイア・ノクターン

 種族:武器【杖】レベル4 EXP[487/960] 5P

 装備箇所 両手

 耐久度 1200/1200

 MP   300/360

 物理攻 167

 魔法攻 130

 重さ   15


 ユニークスキル:【武具運命】【幸運EX】【スキル共有】【成長補助EX】【自然治癒EX】【叡智EX】【鑑識眼】【融合】【分身】【眷属生成】【吸血】【武器変形】


 スキル:【念力A】【望遠A】【耐久A】【毒生成B】【念話A】【夜行性A】【連携強化C】【剣術D】【棍棒C】【料理A】【話術A】【爪術A】【飛行術A】【宮廷作法A】【ステータスオールアップB】


【話術A】:言葉を扱えるようになる

【爪術A】:上級の爪を使った格闘術を扱える

【飛行術A】:空を自由に飛べる。飛んでいる間は体力を消費する。

【宮廷作法A】:作法を使える

【ステータスオールアップB】:装備者のステータスが大きく上昇

【自然治癒EX】:時間で勝手に全回復する。

【叡智EX】:ほぼすべての知識を得られる。融合により、シークの魂が占有中。

【鑑識眼】:見たものをすべて理解することができる。

【分身】:蝙蝠を使って分身を作ることができる。分身に乗り移ることが可能。

【眷属生成】:蝙蝠を作り出すことが可能。また、スキル【吸血】を使用した相手を眷属にすることも可能。

【吸血】:相手にかみつき、血を吸うことで、魔力と体力と空腹を回復する。

【武器変形】:元の武器と形状と、人型と変形出来る。



 とてもスキルが増えた。


 もう一つ見ておこう。


【スキル共有】:装備者とスキルの共有ができる。スキル共有可能数はレベルによって変動する。レベルという概念が存在しなければ使用不可。現在のスキルセット可能数は5。


 レベルに応じてスキルをセットすることができるようだ。確信が持てる。

 俺は早速スキルをセットすることにした。

 リムが使用する短剣を使いやすくするために【剣術D】を装備。

 そして、次に体力を上げるために【耐久A】を装備。

 他には、【ステータスオールアップB】を装備する。

 残りの二つは、【飛行術A】、【連携強化C】を装備した。


 ―ステイタス―

 名前:ヴァンパイア・ノクターン

 種族:武器【杖】レベル4 EXP[487/960] 5P

 装備箇所 両手

 耐久度 1200/1200

 MP   300/360

 物理攻 167

 魔法攻 130

 重さ   15


 ユニークスキル:【武具運命】【幸運EX】【スキル共有】【成長補助EX】【自然治癒EX】【叡智EX】【鑑識眼】【融合】【分身】【眷属生成】【吸血】


 スキル:【念力A】【望遠A】【耐久A】【毒生成B】【念話A】【夜行性A】【連携強化C】【剣術D】【棍棒C】【料理A】【話術A】【爪術A】【飛行術A】【宮廷作法A】【ステータスオールアップB】


 共有スキルセット 5/5

【剣術D】【耐久A】【ステータスオールアップB】【飛行術A】【連携強化C】



 そして、ステータス表示が変わったのは鑑識眼のせいだろう。とても見やすい。

 スキルセットはユニークスキルはセットできなかった。


 そして、なんと俺の名前が判明というか、融合して名がついた。

 ヴァンパイア・ノクターン

 かっこいい。


 俺は一度人型に戻る。


「リム、俺の名前がついた。ヴァンパイア・ノクターンだ。さらに、それの上に名称を上書きで名前を付けられるようだ。」


「のくたん?」


「のくたんはやめてくれ。」


「じゃあー、ヴァっぷ」


 俺は手でとっさに口をふさいだ。


「おいおい、今名前を付けられたらもったいない。どうせなら次のスキル使用可能になったときにつけてくれ。今つけられるとたぶんお前は倒れるしな。俺らのことは一時ヴァンとよんでくれ。」


「わかった。よろしくねヴァン。」


 よかった。あだ名程度なら大丈夫みたいだ。



 その時、森のさらに奥の空気が震えた。ゴゴゴゴと音が聞こえそうなくらいの圧迫感があり、木々が揺れ、鳥達も飛び去った。


何かが来る。俺はそう予感した。

感想、評価、ぜひお待ちしております。

次回をお楽しみに!

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