御影のいやな予感[改訂]
毎回最近起きたこと三つくらい話したい
外出るのがめんどくさいので、インターネットの出前をよく取るんです
いつも思うんだけど、大きいマンションとかだと配達の人大変だよね
マンションから出てきて、疲れてる配達の人を入り口で待ち伏せして、スローテンポな拍手で出迎えるのやりませんか!
仕事の癒しないかな~って思って、開いたニコ生で物凄くアニメとサブカルに詳しい女の子見つけました。
声が凄くかわいいんです!
最近時間合わなくて見れないのが、ネックです。
ほんとに詳しくて、野球漫画から 『カイジ』シリーズ、ブラクラはもちろん、 攻殻機動隊、パトレイバー、みたいな硬派なものだけじゃなく、デレマス、乃木坂、三月ライオンなどあとわからないけどたくさん知ってました。
きらら系も好物と言ってましたね。
しゃべってるうちに好感度あがるタイプ珍しいのでやられちゃいました。真面目な話、悪くない気持ちだ…。
でも、なんかキャラ作りしてる感じでもなく、自然体な女の子です。
今度あったら僕の姫になってくださいって絶対いう!決めてる。
みくしーはじめました
ではでは、本編どうぞ
電車は速度を再び上げながら、入り組んだ街を抜けていく。
対面の座席から見ると、左から俺、御影、吉野が緑色の安い絨毯みたいな感触の長椅子座っていた。
テストの最終日前日で学校は一応半ドン。昼間に堂々と俺たちは学校帰っている。昼下がりの電車内は誰もいない。間が抜けていて、とても悠長に見えた。
「それなに、今度書く予定の恋愛小説?」
「あのな御影。俺は、俺TUEEE小説しか書かないの!」
「否定の仕方おかしい」
吉野が呆れたように呟いた。
「じゃあ実話…。その二人って私らの中学上がったん」
最後語尾を上げて、御影が俺に聞く。
私らってお前…田舎の族なんかかよ。
「いや...女の子は卒業までいたけど中学は私立だな、男は5年半ば過ぎにぐらいに転校していってしまった」
「同じ中学なら、私が知らないはず無いもんね」
ふーん、と言った感じで御影はつり目を少し上を向けている。
「あっじゃあ、、、吉野これ本当なのっ」
吉野は俺と同じ小学校でそのまま中学にあがり、そこで御影も加わり三人ともクラスもずっと同じだった。
俺から見たら御影を挟んで反対側にいる吉野の方に彼女は顔を向けた。
彼女の後頭部が見える。
髪は、キューティクル満載でつやつやしていた。
(あっ、こいつ、つむじ左巻きなんだ)
俺の話を全く信じていないつり目で田舎の族の思考を持つ御影は、吉野の首より下を見ながら、尋ねる。
背がめっぽう高い吉野は、不思議そうにそんな御影の旋毛を見ながら答える。
「風花さんと東くんだよね。確かに時計と遊んでいること多かったかなぁ。んー」
吉野は引っ掛かりを覚えたようにわずかにうつむき、短髪に左手で触れた。
御影はちらりとその所作を見て、また視線を戻す。
「5,6人いたような・・・どうだっけ時計」
首を傾けて、こちらに声をかける吉野。
「…。あれ、そうだったかなぁ。そんなことないだろ。三人で育っていったんだよ」
「あれ、委員長の猫寺さんとか。」
こいつよく覚えているな…。
こちらに鋭い眼光を向けてくる御影にびびりながら俺は言葉を返す。目で射抜ぬかれそう。
「いいんちょ。はあれだよーサプライズゲストだよ、よくあるやつ。ところで、思い出話熱語りの元になった小学校の同窓会の話に戻るんだけどそれって今年夏に可能なのか、割と予定を確認しとかないとまずいかも」
あぶないあぶない。思わず気になること聞いちゃったわーわからないところきくの社会人として基本だわー。そらしてなんかないもん。
「まじ急ぐ感じか今話の流れどうなってるんかなあ」
――調べるわ、と吉野は付け足し、学校指定のスラックスのポケットから二つ折りのレザーカバーを取り出して、スマホをぽちぽちやり始めた。手帳型って言うらしいけどな、最近よく見ませんか。
オフモードなってしまわれた吉野を尻目に、
「…」
「…」
俺たち二人は無言になった。踏み切り前に差し掛かり警報機が鳴り響く。
踏み切りに近づけば近づく程、警報はハイテンポなり、電車が離れていくとどんどんスローテンポになっていった。
御影は足を組み替えて、ベージュのタイトスカートを僅かに直した。
やばいえろいやばい。御影何にもしゃべらない。やばい。ただただ冷たいえろい。
「今日は綺麗に晴れて、鳥たちもさぞかし気持ちよさそうに羽を伸ばして飛んでいるのでしょうねぇ」
「その猫寺さんは同じ中学の余ちゃんだよね」
「…。…そうだな。そうだったかな。」
俺の冗談を一刀両断した、筆舌鋭い御影が口を再び開く。
「ねぇ、銀時計。私らってさ。中二の時に自転車をあんたに貸して、あんたはその自転車を誰かにぱくられた仲じゃん」
しかし、凄く悪い笑みを浮かべている。楽しそうだなぁ…。
その頃から好感度は地の底まで落ちていきましたね。あの時、向けてくれていた無垢な笑顔も随分邪悪になりましたね。
おいお前のせいだぞチャリ泥棒!黄色いチャリぱくったやつこれ見てたら、ちゃんと警察にいけ!
うちの姉御に見つかったらえらいことになるぞ!
時間をタップリかけて言葉でプライドというプライドばっきばっきにやられるぞ!
むしろ、これはこれでありなのでは…?てなるぞ!いいぞ!
「ほんとに悪いと思ってる」
俺は顔を鬼畜御影からそらし、流れていく街を見る。
ああ、もうすぐ風呂敷包駅か。あ、イズミヤが目に入った。ちぇー。
「そんな仲睦まじいよしみでしょ、続きをちょっと話してみー」
花が咲いたような笑顔で語尾をまっすぐに最後に弱めて、御影は俺に言う。
吉野は少し笑いながら、スマホを触っていた。
続いた…続いたよ…続く!
へろへろだす。
御影ちゃんの設定が少し変わったような。まあキャラ愛さえあれば関係ないよね><
いい話になるから!もうすこしだけ!ね!
わかり手になって~~~