行動してみる
呪いもあれば呪詛もあります。
もちろん、祝福や加護もあります。
コンディションに表示されます。
まぁ、仕方ない。
いつまでも転がってらんないし、部屋の外に出ましょうかね。
行動を起こさないことには先に進めない。
時間とか、いろいろ必要のものあるけど、
元の世界に帰れないわけじゃないからね。
悲観することなんてない、・・・といいなあ。
前、元の世界に帰るとき。
なんかを失敗しちゃったらしいんだよ。
帰れるその瞬間に、呪い掛けられちゃったんだよ。
でもそれで、スキルも手に入れたけど。
呪いは世界を超えても呪いでしかないのに、
スキルは世界を超えた瞬間に、まっさらになってくださった。
・・・じゃっかん悔しい。
弱い呪いなのは救いだし、スキルもあったら便利だったかもね?程度だから。
ほぼ問題なかった。
でも、黒くまとわりついたあの魔力。
呪いを向けてきた相手のあの顔。
・・・忘れられないねぇ。
俺ってば、どんな失敗しちゃったのかね。
でも、今度は大丈夫でしょ、呪いの代償もあることだし。
だって、”感情検知(弱)”ですってよ奥様。
隠す気のない感情限定だけど、相手の感情がわかるという優れものですから。
いいね。これ超いい。
元の世界ではさ、俺は一般的なただの学生。
表面に見えてる感情だけを信じていても良かった。
たとえ何か裏があったとしても、無視でよかった。
でも、ここはそうもいかない。
周りは敵だけ。
そう考えたほうがいいと思う。
大河内に向けた魔法。
放置されてた俺。
隠しもしない傲慢な態度。
よくない国に召喚されたみたいだ。
って、部屋の外に出ようと思ったのに行動してないな。
むしろ、考え込んじゃった。
・・・うん、怖いなぁって。
こんなに怖いのは初めてだなぁって。
前は初っ端からいい人に出会えたから。
全然、まったく、怖くもなんともなかった。
でも、今回は違う。
そもそも、俺に悪意ある相手と一緒に落ちてきた。
召喚したほうも、俺はおまけ。
部屋の隅に見えていた、ドアは飾り気がなかった。
ファンタジックな部屋には不似合いなほど、シンプルだ。
とりあえず、ドアを開けてみよう、部屋から出なきゃ。
行動しなきゃ、帰ることもできないんだ。
握ったノブは少し硬くって、冷たい。
軋むような音はないけど、重く感じる。
いきなり攻撃・・・はないよな?
・・・この先どうなるか、マジで怖い。
予想できな過ぎて、吐き気する。
ノゾム君は自身を鈍いと言ってます。
じゃっかん理由もあって、他人のことにあまり興味がないです。
でも、怖いものは怖いのです。




