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思わぬ再会

適当くうぉりていーです。

単なる自己満足です。


貴方の気分を害したとしても、私は責任をとれません。

とりあえず、申し訳ありませんでした?

「大丈夫?」


低すぎず、色気すら感じるいい声。

それが俺に向けられた。


さっき、俺は吹き飛ばされた。

きっと壁に叩きつけられる。



そう一瞬で思った。


そしたら、誰もいなかったはずの場所に人影が現れ。

俺を優しく抱き留めてくれた。


振り返ると、整った顔立ち。

背も高く、見た目の割に鍛えられた肉体。


きらきらと輝いて見える、長い白金の髪。

仕立てのよさそうな、濃紺の長衣に黒色のパンツ。


やたら、美しい男だ。


そう、思った。


男の俺でさえ思うのだから、周りにいた女達は・・・。

言うまでもないだろう。



いや、女だけでなく、男もか。


明らかに空気が一変した。



多少の悪意と、優越感を漂わせていた勇者たちも。


勇者の言葉を信じ、俺を見下していた王子と王女も。

王子の言葉を信じ、俺に剣を向けたナイトたちも。

王女の言葉を信じ、俺を放置し、勇者たちのみの世話をしたメイドも。


俺を縛り付け、壁へと吹き飛ばした魔術師たちですら、

その男の登場に息を止め、見とれているようだ。


なんか空間がじゃっかんピンクいような?


いや、そんなことはいい。

助けてもらったのだ、礼の一つでも言わなければ。


「ありがとう、ございました・・・?」


そっと男から距離を取り、

(いや、抱きとめられて怪我しなかったのは嬉しいけど、いつまでも密着しているのも変だし。)


ぺこりと頭を下げ、

(日本人だからさ、お礼と言ったらおじぎもするっしょ?)


言葉を発し、男に視線を戻した瞬間。

違和感が。


なんていうか、こう。


言葉にできないんだけど、う~ん?って感じ。


喉の奥に小骨が引っかかっているような?

歯に物が挟まっているような?


そんな違和感。


男はやたらと整った容姿をしていて、この場所にいる誰よりも美しい。

無表情な顔も相まって、それこそ人外の美しさといってもいい。


「私を覚えてないの?メレだよマレ。」


表情は浮かんでないのに、

声にも感情はこもっていなかったのに、


その男がひどく慌てているように俺は感じた。


ゆらりと視線が揺れた後。

灰色がかった青い瞳が、真っ直ぐ俺を見た。


あれ、この色。

この色、確かどこかで。


「覚えて・・・ないの、マレ。いや、ノゾム?」


覚えのない声。


覚えのない姿。



ただ、その鋼の瞳と、メレ、マレという呼び名。

つたない感じに呼ばれた俺の名も。


それには、少なからず覚えがあった。


たしかに覚えがある。


「レーヴ。」


ただ名前を読んだだけ。


ただそれだけなのに、男。

いや、レーヴは嬉しそうに微笑み。

俺をさらにギュッと抱きしめた。


そして、阿鼻叫喚。

どうして、こうなった?

書いている途中に、ブラウザを閉じた。 →

書いている内容の半分が、どっかに消えてった。 →

絶叫。 →

脳内をサルベージはしたが、再現できたか?


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