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Reunion

まぁ麻帆にとっては辛い回ですが・・私は基本的ハッピーにことを終わらせる人間ですので・・。とりあえず読んで頂きたいと思います。ちなみに(ごうと読みます。彼はある意味ヒーローです。色んな意で・・では・・・

Map not place 〜神に出逢った瞬間〜   ?    Reunion


 それから数日後



「福岡なんですか」

「そうそう。麻帆は?」

 

あの後、他言無用ということでお互いのことを明かした。麗姫さんは本名を栗源歩沙さんというらしく。あたしはあゆさんって呼んでるけど、いつになってもこの環境になれやしない

「あたしは横浜です。もう行くこともないんですけどね」

「認めたの?」

「認めたというよりは諦めたに近いです」

「あたしは認めるのには時間かかったなぁ」

「そうなんですか?」

「でも憐愍なんてつけたの?」

「それは私じゃなくて」

「あっそっか。意味は聞いたの?」

「それが教えてくれなくて・・」

「そっかぁ」

「知りたい?」

「えぇまぁ」

「でもなぁ・・・」

「あゆさん知ってるんですか?」


「まぁ予測はつくかなぁって感じかな?」

「教えてください!」

「でも・・・」

「お願いです!」

「えっと・・多分なんだけど。哀れとか情けをかけるとか・・・」

「・・・・」

「それって自分でつけるんならまだしも他人に情けとかは嫌だよね」

「・・・・」

 

緋琅・・・っ。そういう意味であたしに名をつけるなんてあたしってそんなに馬鹿にされてるわけ?ほんと頭にくる!今度会ったら怒鳴り散らしてやる

だいたいなんなのよ


トントン


「はい?」


ドアを開けると、そこにはいつぞやの老人がいた。っていうか何なのよ?こっちは談話中なのにぃ

「なんですか?」

「朱皇さまがお呼びです」

「・・・・はぁ」


「あ〜いいわよ。あたしも自分の部屋戻るから」

「でも・・」

「行ってきな!」

「はぁい」




「なに?」

「お前隣の部屋の人間とつるんでるようだな」

「つるむって・・」

「あんまり他人と関わろうとするなよ」

「は?」

「お前は独りでいろ」

「意味わかんない。あたしだけ?」

「お前は・・・周りの人間とは違うんだよ」

「何が?」

「・・その内わかるさ」




 

緋琅は自分の言いたいことだけ言って逃げるように去っていった。いつも言えない文句を・・そのうち自分で諦めてしまうんじゃないか?っていう不安が胸の中をすぐに過ぎる



 ―――数日後


「こっちの食べ物には慣れた?」

「う〜ん」

 

食堂に行く途中見慣れた姿の持ち主を発見して、歩沙がいるのもお構いなしに麻帆はその姿持ち主に声を掛けた


「朱皇!」

「憐・・・・?」

 

緋琅は麻帆の後ろにいたある人物に目を奪われた。そして麻帆の話を無視し歩沙の方に近づいた。そして緋琅を見た歩沙も今までとは違う表情を見せた


「緋琅・・・?緋琅なの?」

「あぁ」

「やっと会えた」

 

麻帆がいることも忘れ歩沙は緋琅に抱きついた。そして緋琅は今までの冷酷な態度をひるがえし抱きついてきた歩沙を素直に受け止めた


 

抱き合うを二人を見てるのは恥ずかしいような不思議な気持ちでその場にいたくはなくなって。いつの間にか自分でもわからぬままその場を去った

未だ慣れない長い廊下を慣れない高いヒールの靴で疾走した


「はぁ・・はぁ。なんで走ったんだろう?」

 

未だ止まらない息切れ。そして勢いよく部屋のドアを閉めた。そして走り疲れた身体を硬いベッドに埋めた

なんでだろう?なんでだかとても見ていたくはなくてしばらくなんでだかわかんなかったけど枕に頬を埋めてただぼけーっとしてる内になぜだか涙が止まらなくなった


薄く靄の掛かった頭の中で誰かの声が響いた。それは決して暖かい言葉じゃなかったし・・何もかも失った自分が初めて此処で逢ったひと

冷たくてひどいひと。優しくなくて顔が綺麗なひと


 

きっとそうだったんだよ


「あゆさんの彼氏は緋琅だったってこと」


うん・・あたしはきっとあんな冷たいひとに暖かさとか馬鹿みたいなもの求めたしまったのかもしれない。彼がいたからあたしは当たり前にこの事実を大きな反抗もせず受け入れたんじゃないかって・・?知ってから知ったの・・・貴方への僅かな想いを



麻帆がそんなこと思っていると窓ガラスのない大きな窓から今後を左右するような人物が侵入してきたのだった


「ほんまここ高いねん」

「・・・誰?」

窓から堂々と侵入して来たうえその人物は麻帆が起き上がったベッドの上に乗ってきた


「何?何なの?」

「あぁ俺?剛・・よろしゅうな」

「・・・・?」

「あんたは?」

「・・・麻帆」

「そう麻帆ちゃん。ここはええなぁ・・・なんや女の子の棲家って感じで」

 

いや・・ふつーに女の子の棲家って・・動物じゃん。せめて家って言ってよ・・ってかこの人ふつーに日本語を話してる!?誰・・?


「ここ借りるな」

 

そう言うといそいそと布団の中に潜り込んだ剛・・・。麻帆よりも黄色に近い金髪の持ち主。シルバーアクセサリーをジャラジャラとつけた少年

あたしより少し上くらいで・・・・超見た目不良・・でも関西弁が柔らかく聞こえる・・・この人って悪者なの?



えっと・・これを読んだ人間は大抵、剛のファンになります。剛は私が作ったキャラのなかで一番賑やかなキャラです。彼はきっと失恋の麻帆の顔を明るくしてくれるんじゃないかなぁ?って思います。今回も読んで頂きほんとに感謝します☆あともうちょっとで終わる・・?もうちょっとじゃないかもしれませんが楽しみに待っていてください

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