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First Friend

今回は新たなキャラが出てきます。かなり重要キャラですちなみに・・りきと読みます。漢和辞典に載ってました。緋琅の硃皇は違いますがこれから出てくるほかのキャラの名前も漢和任せです・・それではお楽しみください☆

 Map not place 〜神に出逢った瞬間〜 ?  First Friend


結局、買い出しをしなければならなくて・・買うにも言葉も通貨もわからない今、麻帆は当然の如く一人で行けるわけもない

だからって・・・なんで?俺がこのタイプとはいえガキな女の買い物に付き合わなければならないなんて本当に認めたくない事実だったりするのだから

「これ可愛くない?」

くまのぬいぐるみを片手にそう言う姿がブサイクだとは言わない。物珍しそうに屋台の物を物色をしてる。そしておもしろい物を見つけるたびに俺に見せてくる。そういうときって俺ってどうしたらいいんだろうね?


「枕でしょ〜?布団でしょ〜?洋服でしょ〜」

「・・・まだ買うのか?」

「う〜ん悩みどころなんだよねぇ」


「あの寮にいつまでいればいいの?」

「12月の神娘になる試験に合格するまではあの寮で暮らす」

「あと約5ヶ月ですか・・」

「受かればいい暮らしが出来るんだ。そして神娘になったのち神に選ばれれば神妃となり神の妻になれるんだ」

「へぇ・・・特になりたくないし」

「神だからって頭に輪があるわけでもなく雲の上に立ってるわけでもない。ただの人間だ」

「・・・じゃあここにいるかもしれないの?」

「かもな」

「緋琅はあったことあるの?」

「あぁ」

「カッコいい人?」

「さぁ?自分で会ってみればいいだろ?」

「・・会えるのかなぁ」



 ――――2.3日後


「ここに住めばいいって言われたけど・・他がわかんないから・・・部屋から出れないし」

 トントン

「だ〜れ〜?」

 トントン

「はいはい」

 がちゃ

「えっと・・?」

「何だその顔は・・?」

「あんた誰よ!?」


「我に向かってなんという・・」

「うっさいなぁ」

「キィー!?我にそういう態度を取るなー!」

中年の化粧の濃いおばさんはそんな態度で麻帆に食って掛かっていった。するとそこに身長がすらりと高い大人な美女が二人の元にやってきた

「どうしたの?」

「おぉ!麗姫」

「何かあったんですか?」

「この生意気な新人がのぉ」

「どうも」

 

麗姫という美女は麻帆の方を向きぺこりと礼儀正しくお辞儀した。それにつられて麻帆もお辞儀をした


「あぁ夏目さま。皆が探していました」

「おぉいけないいけない」

「早く行かれた方が・・・」

 そうそう言いながら夏目と呼ばれる中年女は麗姫に言われるまま去っていった


「何よあのオバン腹立つ〜」

「喧嘩してたみたいね」

「えぇ・・まぁ」

「貴方今日からの・・?」

「そうです・・・憐愍って言います」

「・・・・その名前自分で付けたの?」

「いえ・・知り合いに」

「そう。私の名前は麗姫」

「り・・きさん?」

「さんづけじゃなくていいわよ」


「いいって同じ日本人なんだし」

「え?あたしどっかで・・」

「ぷっ!貴女が今話してるのはバリバリの日本語よ」

「え?」

「夏目さまも元は日本人だからあたしには日本人同士の日本語の喧嘩にしか聞こえなかったの」

「ごめんなさい・・あたし自分が何語話してるのかよくわかんなくて」

「いいのいいの。立ち話もなんだしうち来る?って言っても隣なんだけど」

「いいんですか?」

「いいわよ」


麗姫の部屋は麻帆の部屋と違い全体を全て緑で統一していたからなのかとても部屋が落ち着いて見えた。ぬいぐるみとかがごろごろ置いてある15歳の少女の部屋とは大違いだった


「あの・・聞きたいことがあるんですけど」

「なに?」

「麗姫さんはなんでここに?」


「聞いちゃだめでしたか?」

「ううん。そういうこと話すの初めてだったから・・。17の時に彼氏と夏休みに親に内緒で旅行に来たの。それで海で泳いでて」

「・・・・はぐれちゃったんですか?」

「ううん。ここまでは彼と一緒に来たの。でも引き離されちゃった」

「彼氏は?」

「もう3年半くらい会ってない」

「それは・・・」

「じゃあ憐は?どして?」


あたしは全てを包み隠さず言った。緋琅という名前は出さなかったけどある男の人に助けられたって


「へぇよかったね優しいひとで」

「いやぁ・・・優しいっていうよりものすっごく怖いし冷たいです」

「かっこいい?」

「かもしれないです」


「憐はいくつ?あたしはぎりぎり21」

「15です。ぎりぎりなんですか?」

「ここ満22までだから」

「あぁそうなんですか。あたし何も知らなくって」


「でもいいね・・若くてうらやましいな」

「何がですかぁ?あたしは高校にも大学にも言ってないですし」

っていうかその前にあたし・・中学卒業してないし・・あたしの一生ってどうなっちゃうんだろう?


 ―――2.3日後


「なんだよ太郎。もう次のバナナ食ってんのか?」

 って俺・・・サルと友達になっててばっかみてぇ。麻帆はどこに行ったんだ?


えっとどうでしたでしょうか?これと言って急展開にはなってないつもりです。もしかしたら勘の良い方はもうもしや?と思ってる方もいるかもしれません。彼氏はさて誰でしょう?っていう感じで・・。しかし最終的には4角関係っていう未知なる世界になっていきます。まぁさっぱり綺麗に解決しますが・・・。そろそろ晏れる〜を出してもいいかな?って気がするのであぁいろいろ投稿しまくってるなぁ自分って思ったりしますが・・・お楽しみにしていてください

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