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Opening ここはどこー!?

前作、晏れる〜とはまったく180度違うおもしろ切ないラブストーリーになっていますのでぜひぜひ読んで見てください。晏れる〜よりもずっと前に書いた作品なので前作よりももっともっと稚拙な文になってるかもしれないですが読んで見てください

Map not place 〜神に出逢った瞬間〜 Opening ここはドコー!?




今から話すことは真なのか偽りなのか・・・。初めて我が子にそれを話すとき・・・全ては時放たれたのです


「さて・・・あたしと同じ歳になったし・・話しますか?」

「・・15年掛かったし」

「母さんもじれったいよなぁ」



 ――――15年前



「――――」

「――――」


私は高瀬麻帆・・・只今中学3年生。進路決定すらもしてないのに夏休みは勉強もせずに遊んでる。しかも日本でじゃない。遠く生国から離れてるイタリアという土地で・・・。たまたま友達と参加してみたホームステイ。2週間の滞在中は向こうの学校に通ってる。もちろん言葉は理解できないけど・・・独りじゃないから楽しい


今は無人島にキャンプに行く途中。円じゃなくてユーロだし何から何まで違うけど

車窓から見える見慣れない景色を眺めてる。そんなあたしに気付いたのか、一緒に来た彼・竜太が隣の座席に座る

 

「どしたの?」

「ううん」

竜太はかっこいい。サッカー部のキャプテンだったし。もう引退しちゃったけど部活にはまだ参加してる。頭だっていいから高校のレベルだって高い一緒のところに行けるかはわからないけど・・・。


キャンプ地の無人島まではこの砂浜から4人ずつに分かれてボートを漕ぐ。もちろんあたしは竜太を含め仲良しの咲と咲の彼氏の平尾くん

あたしはイタリアでは普通なのかわからないけど・・・咲と不思議な空を見上げてた


「なんか日本でもあるよねぇ真っ赤な空って。あの夕暮れのさぁ」

「うん。でもなんていうか雲の流れはものすごく速いし、晴れてるのに雨降ってたし」

「なのにすぐに止むし・・・狐の嫁入りとかいうヤツなのかなぁ」


「でもさぁよく言わない?」

「何が?」

「こういうのを兆候とか言わない?」

「咲って嫌なこと言うねぇ」

「だってほらぁ変な空だし」

「でもほら海は綺麗だし」

「エメラルドだもんね」



これから起きる出来事の前触れ・・それがこの朱に染まった空・・そしてそれが頻繁に実は起きてたことも・・。誰も知らない


「――――」

「――――」

先生が何かを話してる。あたし達以外にも他校から来た子たちもいるし・・そんなホームステイの者が15人。もちろん両国語話せる先生がいる

どうやら先生の後に付いてボートを漕げと言う事だと



「初めての人間に普通、一人経験者混ぜるでしょ?」

「まぁまぁ麻帆。そう怒んないの〜」

「だって・・」

「その前にお前達動くなよ」

「はいは〜い」

竜太と平尾くんは頑張って漕いでる。することないからただ静かにしてるあたし達・・・結構無人島まで距離あるはずなのになぜにボート?

しかも皆速いし・・漕ぐの。そしてあたし達はのんびり最後に漕いでる


「ねぇ・・なんかさっきより速さ遅くなってない?」

「同感・・二人もっと頑張ってね」


「ってか・・・なんか・・水入ってきてねぇ」

「・・どっか穴開いてるだろ?」

「え〜!!!」

「やだぁマジ!?」


4人の乗ったボートは慌てる間もなくどんどん水に侵入を許し、見事転覆したのです・・・そして深く沈んだ・・麻帆は知らぬ間に浮かび気を失ったの

でした。そしてあっという間の速さ(ありえない話だが)で4人は波に流されたのでした


              



瞳を開けると、そこには綺麗な青空が広がっていて。知らないうちに流れ着いてたみたいで・・あたしは今、砂浜に打ち上げらてる

「・・・・あれ・・・みんなは?」

ここが先生が言ってた無人島?でも・・なんか変。フラつきながら起き上がったあたしはここが無人島ではないことに気付いた

だって無人島ならこんな風に綺麗に整備されてないはず。なのにここはジャングルとか木の枝とかがない・・砂浜の出口なのか大きなアーチが建っていた。あたしは不思議だということをわかってるのにも関わらずなんとなく・・直感的に歩き進んだ・・地図にない人のいる島


――― 一方2人は



「あれ・・あいつらは?」

「ほんとだ・・・麻帆と竜太は?」

「もうあっちまで泳いでるんじゃないか?」

「そうかもね?じゃあ行こうっか?」


―――そして竜太は


「ここどこだよ・・麻帆〜!孝史〜!仁科〜!」

ここが先生が言ってた無人島なのか?エライジャングルだぜ・・・。なんか色鮮やかな尻尾の長いオウムみたいなのとか猿っぽいのとかが木に登ってる

まさか猿と一緒にキャンプしろ・・と?・・・彼は麻帆や友人たちともまた違う・・・ただ見知らぬ無人島にいた



アーチをくぐるとそこはTVでよく目にする夕刻の海外の市場。人が溢れ、誰もが忙しなく動いてる・・・ここは目指してた無人島じゃない

さっきまで居た所でもない・・・ここってどこよ

          



えっと・・どうでしたか?実際これはオープニングなので・・全然意味不明な感じに出来上がってると思いますが・・・麻帆はこの後、ややこしいことになっちゃいますがぜひぜひ読んでみてください

ちなみに・・・この作品と今後、執筆予定の晏れる〜海音編は少々繋がってます

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