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タイトルは面白そう 舞踏会

作者: 紫雀
掲載日:2025/12/02

本作は、豪華な舞踏会場を舞台にしたコミカルな短編ドラマです。


ここは豪華な舞踏会場。シャンデリアが輝き、音楽隊が軽やかなワルツを奏でている。

招待客たちは談笑しながらグラスを傾け、華やかな夜を楽しんでいた。

だが映画監督・大馬 鹿門の頭の中は映画のことでいっぱい。

余興も料理も上の空で、理想のヒロインを探すことしか考えていなかった。


ドアが開く音「ガチャリ」


二階のバルコニーから現れたのは、カクテルドレスをまとった一人の美女。

ゆっくりと螺旋階段を下りてくる姿に、場の空気は一瞬止まった。


「おおっ……美しい、まるで天女の様だ!」


嘉門の目は美女に釘付け。

細面の顔、ほっそりとした肢体、優雅なしぐさ。監督魂が爆発した。


嘉門は「ダダダッ!」と階段を駆け上がった。途中「ズルッ!」と足を滑らせそうになる。


嘉門 「おっとっと……!だが芸術のためなら転んでいられん!」


美女の前、踊り場で片膝をついた嘉門は両手を広げて叫ぶ。

嘉門 「あなたこそ理想のヒロインだ!ぜひ、私の映画に出てほしい!」


観客「おおー!」とどよめき、拍手を送った。


美女カトリーヌ 「え、え?……ヒロインって……俺、男なんですけど」


場の空気が凍る「シーン……」

観客「えええええっ!うそでしょ」


父親 「はっはっは!実はこいつ、さっき舞踏会場の余興でオセロをやって私に負けたんだ。罰ゲームで女装させたら、ほらこの通り!源氏名もつけたぞ、カトリーヌって、なっ、カトリーヌ」


カトリーヌは両手でほっぺを抑え、カアッと顔を赤らめた。

「もうっ、 今日だけだからな!おやじ、わかってる?」


父親 「わかってる、わかってるって……でも似合ってるぞ、カトリーヌ!」

カトリーヌ「だからぁ、カトリーヌって呼ぶな!」


観客B 「カトリーヌ!」「カトリーヌ!」

カトリーヌ「呼ぶなって!」


嘉門 「……いや、性別も罰ゲームも関係ない!君こそスクリーンを支配する!」


カトリーヌ 「えぇー……でも、そんなに言うなら、考えてみますけど」


会場は観客A「ハハハハ!いいぞ、カトリーヌ」舞踏会場は拍手につつまれた。


こうして大馬 嘉門監督の理想のヒロイン探しは、舞踏会場の笑いとオセロの罰ゲームから始まったのであった。



短い時間の中で、笑いと驚き、そして芸術への情熱を感じて頂ければ幸いです。

本作が、心に小さな余韻と微笑みを残すことを願っています。


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― 新着の感想 ―
「性別も罰ゲームも関係ない! 君こそスクリーンを支配する!」←言い切った~! 映画がヒットするかどうか、監督の腕の見せどころですね。  なんといっても美女カトリーヌさん(爆)の存在感は、圧倒的みたいで…
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