需要と供給の提案とその可否。
白状します、これ系のネタが好きなんだな自分、って思いましたorz
皆さんは吸血鬼という存在をご存知だろうか?
我が美徳町は、室町時代にルーマニアから吸血鬼の一家が引っ越して来て以降
この町では、吸血鬼は町のそこかしこでちょっと探せば見つけられるあなたのご近所さんという感じである
大体、焼肉屋に行けば七割の確率で発見可能である
焼き方はブルーからブルーレア辺りが好みらしい
なんでも、焼き方にはレア、ミディアム、ウェルダン、ちょっと知ってる方だとミディアムレアやミディアムウェルなどが知識として広まっているようだが
実は、レアの前にはロー、ブルー、ブルーレアがあり
ウェルダンの後にはヴェリー・ウェルダンなるものが……知るかァァアアア!!!
そんなことはどうでもいい!
今は給食の時間なの!!
「ねぇ~加悦ちゃぁーんっ
加悦ちゃんてばぁっ」
「うるっさい!」
べしっと鬱陶しいその頭を叩くと
いたぁ~い!とか言いつつ抱きついてくる、こんにゃろう!
「加悦ちゃん、夜守愛くんうるさい!」
「ご、ごめんえっちゃん……」
なんであたしが怒られるの?!
それもこれも夜守愛なんていうお母さん曰くレディースみたいな名前を持つ美少女顔のこのバカのせいだ!
「で、でもね、こいつってば……」
「いいじゃないのそれくらい、もったいないじゃない、エコよエコ!」
そんなワケあるかぁぁあアアアアア!!!
エコってなにさ、その一言で総てが丸く収まると思ってんの?!
じゃあえっちゃんがエコすればいいじゃん!!
「いや!」
「即答?! ってか、え、あたし口に出した?!」
「もーうるさいよ加悦ちゃん」
えっちゃんは、給食を鬼のようにたいらげると
余った揚げパン争奪戦に加わるべく、机を薙ぎ倒して配給コーナーに走っていった
同じ給食班の梨恵ちゃんは、あたしと眼が合った途端にさっと眼を逸らし
大っ嫌いな筈の牛乳を一気飲みして、むせて口のはしから噴きこぼしつつ空になった給食トレーを持って片付けに走っていってしまった……
同じく給食班のリョータは
「オレの方を見るなよ坂崎、オレとお前は他人だ
それよりもメシ時にバカな事を言うそいつをなんとかしろ
お前が飼い主だろうが、躾けがなってないぞ」
違う!
あたしはこんなバカ飼っとらんわ!!
家が隣なだけ!!!
「加悦ちゃぁんっ加悦ちゃんったらぁ、ねぇ!」
「やかましい!」
「お前がな」
「リョータうるさい!」
「やれやれ、逆ギレかよ」
これだから女は、と わざとらしくため息をつくこいつに殺意が沸くあたしは悪くないはずだ
そもそも夜守愛がこんな鬱陶しい状態になったのには今日の三時間目の保健体育に原因があった
保健体育ってアレだよ
小学四年生ともなれば、保体で習うことだってあるけどさぁ!!
何で現代では男女一緒に授業受けんの?!
昔はそうじゃなかったんでしょ?!
生理で辛そうな女の子を見たら、からかわないで優しくしてあげてね、って
からかわれた方がまだマシだわ!
ほんとカンベンしてっ
生理用品の使い方を説明されてるまさにその時に
「加悦ちゃんはナプキンいらないねぇ
ボクにちょうだい」
何をだぁぁぁアアアアアアア!!!
あんた今までそんなモン無くても生きてこれたじゃん!
トマトジュースよりトマトプ●ッツの方が好きだったじゃん!!
「ねぇ~、ねぇってば加悦ちゃぁん
ボクの言ったこと聞いてた?」
「ちょ、おま、黙れぇぇえええええ!!!」
ごすっ
「いったぁぁあい!!」
それからずっとこんな調子……
「だってねぇ、お父さん言ってたよ
栄養価がとっても高いから、ぜひ予約しときなさいって
加悦ちゃん小動物にとっても弱いからきっとうんって言ってくれるって言ってたもん!」
もん!じゃねぇぇえええええ!!!
あの中年吸血鬼、隣の娘に何期待してんだコラァァアアア!!!
「ねぇ~いいじゃない加悦ちゃぁあん
あ!、それならタンポンは?、あれなら口の中に入る大きさだから」
「夜守愛のバカァァアアアアアッ!!!」
ごっ!!
しかし、ヤツは諦めなかった
美少女顔のこいつが美青年になった時、有耶無耶のうちに栄養満点の献血をしてしまったことなど
口が裂けても言えない……!
いつも思うんですよね、わざわざ牙をぶっ刺して血を吸わんでも無駄に廃棄されてしまう栄養価たっぷりの血があるのに、って…
…ほんと
……もう
スミマセンとしか……orz




