メイドと執事の話その10
メイドの話
びっくりしました
いきなり旦那様に呼び出されました。
絶対奥様の事なんでしょうけど、閉じた部屋で男女二人きりはまずいでしょう?
話聞かれたく無いからってドアと窓、閉めないでください!
庭師さんが窓開けてくれなかったら危なかった
執事の話
驚きました。
奥様に呼び止められて部屋に来て欲しいと言われて付いて行ってしまった私も悪いんですが、ドアと窓を閉められて閉まったのは慌てました。
窓を開けようとしたら、話を聞かれたく無いとこちらに迫って来ました。
メイド長がドア開けてくれて助かりました。
「怖かったです・・・旦那様大きいから近寄って来られると」
「それは済まなかった。悪気は無いんだろうけど・・・思い詰めて居るんだろうな。」
「奥様も悪気はないんでしょうね。でもここまでやられるとなあ・・・疲れる」
「子供の頃、変な女に追っかけられた時のこと思い出したよ・・・!いや済まない」
「良いですよ。私も今回の奥様はちょっと・・・ご自分に自信がないんだと思います。」
「そのくせ人目は人一倍気にして居るんだろうな」
「ご自分がどう見られて居るか無頓着なんでしょうね。」
「・・・やっぱりお二人で話し合うべきですよ」
「そうだけどなあ・・・恥ずかしがって理由をつけないと会おうとしないんだよやたらと相手を褒めて居るというか・・・崇めて居るというか」
「えっあれって恥ずかしがって居るんですか?やっぱり!」
「女性にと言うか『憧れの君』だから気持ちが舞い上がって緊張するんだってさ、」
「へえー『憧れの君』ですかあ。そう言えば子供頃会ったことがあるっておしゃって居ましたね。」
「子供の頃行った教会のお茶会で出会って、教会行くたんびに遠くから見て居たんだって、ところで奥様が旦那様を『お優しい』と言っていたとか聞いたけどあれはなんで?大抵女性からは『怖い』とか『怒って居る』とか言われて居るんだ。」
「子供の頃に一目惚れですか?流石旦那様、朝食会の時に旦那様に果物とかジュースとかミルクとかどれが良いのか聞かれたのが嬉しかったみたいで、いままでそうやって殿方に優しくされたことが無かったそうなんですよ。」
「・・・そんな事で優しいと?」
「お父様が無関心で婚約者ともうまく行かなかったみたいですから」
「男性不信なのかもな。」
「人間不信じゃないですかねえ。」




