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霊界物語  作者:
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第四話 潰れた右目の謎を追え!

真っ白な光から解放されるとそこは俺と八尺様が戦った場所だった。


「ふぅ、帰るか。」


そして....


「ただいま〜」


「....!?」


「ん?桜か。どうしたんだ?」


桜は何故か物凄く驚いていた。そして、慌てて上の階に上がって行った。


「シク様!ソウ様がお戻りに!!」


「え!?本当!?」


「はい!今玄関でお待ちに!」


「分かった...,すぐに行くよ。」


「ソウ君!!」


「お、シク。」


「良かった。無事で...」


「ああ、何とか。」


「.....ソウ君...み....右目が.....」


「ん?右目がどうかしたのか?」


「潰れてるよ.....」


「え!?」


「何か切られた様な傷跡が残っていてそれに加えて青色に発光してますよ。」


俺はそこで初めて気づいた。自分の右目が潰れている事に。


「本当だ....左目を閉じたら何も見えない....」


「八尺様にやられたの?」


「分からない。そもそも、いつ潰されたかさえ分からないからな.....」


「ていうか、何故八尺様の事を知っているんだ!?」


「ルオから聞いたの。」


「ルオから?」


「うん。八尺様を見かけたって。もしかしたら、狙ってるかもって。」


「なるほど。」


「助けられなくて、ごめん」


「気にすんなよ。」


「......」


「だってまだ死んでないからな。」


「.......」


「それに過去は過去。大切なのは今だ。何で俺の目が潰れているのか。んで、何で発光しているのか。」


「それが一番大切だ。だから一緒に調べよう。」


「.....そうだよね...」


「よし!気合い入れて調べよう!」


「ああ!」


「あ、あの」


「ん?」


「そのまま行くのも何ですし...包帯を巻かれてはどうでしょうか?」


「そうだな....よし。頼めるか?」


「....はい!お任せあれ!」


「準備してきます!直ぐにお呼びしますので少々お待ちください。」


そういうと桜はウキウキとした足取りで包帯を取りに行った。


「桜も頼られて嬉しいんだね。あんな顔、ほとんど見た事が無いよ。」


それから3分後...


「ソウ様〜!準備ができました!こちらに来てください!」


そう言われたので俺は声のした部屋へ向かった。


「ソウ様こちらに」


言われるがまま俺は桜の目の前に座った。


「じゃあ、よろしく頼む。」


「はい!動かないで下さいよ。」


そうして桜は右目を覆い隠す様に包帯を巻いたた。


「完璧です。もう動いてもいいですよ。」


「ありがとな。」


「はい!私にできる事が有るならいつでも頼って下さいね。」


「ああ。そんな時は頼むよ。」


そう言い俺は桜の部屋から出て行った。


「お、良いじゃん!」


「そうか?」


「うんうん。じゃあ早速、行こっか!」


そうして、街に出て行った。まず最初に行ったのは家から一番近い団子屋だった。


「あら、お客さん!生きてたの!?」


「ああ....何とかな。」


「ねぇ、ルオ。一つ聞きたい事があるんだけど。」


「なになに?」


「潰れた目が青色に発光する現象の事で何か知ってる?」


「いつの間にか片目が潰れてるってやつ?」


「そう!それ!」


「うーん....」


「その事について私が知っているのは後天的な能力で身体能力が大幅に強化されたり、オーラでの攻撃が強くなるって事ぐらいかなぁ。」


「それだけで十分だ。ありがとな。」


「いいえ、どういたしまして。」


「それじゃ!」


俺は聞いた事をメモした後直ぐに別の場所に移動した。


次に来たのが居酒屋「真打」


「らっしゃい。」


「どうも。」


「おお、来たか。その右目如何したんだ?」


「実は.....」


質問されたので答えられるだけ答えた。


「なるほど.....気が付いたら右目が潰れており発光していて右目には謎の切られた跡が残っていたと....」


「何か知りませんか?」


「うーむ.....すまねぇな。俺はそういうのに関しての知識はねぇんだ。」


「そうですか....」


「おっと、落胆しないでくれよ?」


「これでもどうするか考えてるんだからな。」


「え?」


「宮殿に行ってみたらどうだ?」


「宮殿?」


俺が疑問に思っているとシクが


「この世界、霊界には王が居るんだ。」


「その通りだ。んで、その王はでっかい図書室を保有している。」


「だから、依頼届を提出すればその右目の謎がわかるんじゃないか?と俺は思う」


「ありがとな。じゃあ早速、依頼届を提出しに行こう。」


店主から一枚の依頼届を貰いその場で依頼内容を書き始めた。そして、提出したので後は待つだけだ。


「よし、これからどうする?」


「うーん、一応家に帰ろっか。」


「了解した。」


そして、それから数時間後の夜....


珍しく家にお客が来たのだ。その人は何と霊界の王の側近だと言う。その証拠に強き者の証である勾玉を所持していたのだ。


「あなたの右目を見せてはくれないでしょうか?」


「.....分かりました。」


俺は包帯を外してその人に見せた。


「これは.....」


少々驚いた表情を浮かべていた。


辺りが静かになっていくのを感じる.....


「あなたは呪いにかかっています。」


「呪い?」


「はい。この呪いの名は「暗黒の呪い」と言いオーラ、身体能力がそれぞれ大幅に上がる。」


「その代わりに理性を失うという恐ろしい効果を持つ呪いです。」


「それに....私が見るにあなたは寿命が短い。それ故に呪いが完全になるまで時間があと少ししかない。」


「具体的にどのくらいなんですか?」


と俺が質問すると少し考える様な素ぶりをしてこう言った。


「残り4週間。もしくは、それ未満かも...

とりあえず、私では正確な事は分かりません。ですから宮殿においでください。」


「宮殿に?」


「はい。この紙を受け取ってください。」


手渡された紙には、「鬼雅羅の宮殿出入り許可証」と書かれていた。


「これさえあれば、宮殿に出入り可能です。」


「ではまた明日会いましょう。」


「はい。」


そういうと鬼雅羅は帰って行った。


「だんだんと見えてきたな。」


「うん....」


「何心配してんだよ。きっと大丈夫だって。」


「......そうだと良いけど,」


翌日....


「行ってらっしゃいませ。」


「ああ。行ってくる。」


「行ってきます。」


そうして俺たちは王の宮殿に向かった。


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