31,今日こそ?
屋敷に戻る前に事件?がなって……。まぁ……、たいした事じゃあないんだけど。
ヒスイ達(フレイやセバスも含む)がショップで『分身』スキルを取得して。しかも、強化までしてて、分身が三十体まで出せるって言われたよ……。行き成りボッンって音がしたと思ったら、皆が増えてて…思わず叫ぶよね?っで、私が叫んだもんだから、ヒスイ達年下組も叫び出して……落ち着くまで少し時間が掛かったって事があったの。
それから私達は、代表の若葉と睦月と一緒に屋敷に戻って来たんだ。
っで、私達は大浴場の隣の扉を試しに開いてみた。
蓮華達が覚悟を決めた様な真剣な顔をして、扉を開け中を見た瞬間に蓮華・フレイ・セバスが膝から崩れ落ちそうになり、年下組ははしゃいで中に入り辺りを見回していた。
其処は、とても広いレストランの様な部屋だった。大小のテーブルが何個も有り、入って左側にはドリンクバーが設置されていて、部屋の一番奥にはキッチンが有った。
固まっている蓮華達を置いて年下組がドリンクバーの方に行き、試しに飲み物を作ってそのままキッチンに行き、ロンがキッチンを見て目を輝かせてコンロや冷蔵庫等を見て回り始めた。
蓮華は深い溜息を一度吐き、辺りを見回してフレイ達に話しかける。
「あ~……。こんなに豪華なの~って、言いたかったんだけど……。今は、私達の分身が結構な数になってるから……」
「それを言ったら俺達もだな」
「ですね。今までの感じですと、何処かの扉が大量の部屋……だと、思うんですが。分身の部屋も用意できるでしょう」
蓮華は自分の分身達と皆の分身達を思い出し「ああ~……」っと声がもれ、身体から力が抜ける。
「取り敢えず隣の部屋と上の階の部屋をサッと見よ?それで、部屋がどれ位有るかで分身達を出したままで居るかを決めよう」
「そうだな。少し調子に乗り過ぎて……出し過ぎたからな……」
「ええ。多いい方が良いとは思ったんですがね。ちょっと…やり過ぎました。何故……あの時、皆で二回目の分身を召喚して……百?でしたよね」
「蓮華さんは百五十ですよ。他の皆さんは百体ですしね」
ユイに正確な数字を聞き、蓮華・フレイ・セバスが一斉に視線を逸らす。段々と反応が蓮華に似て来たフレイとセバスの様子にユイは深い溜息を吐いた。
「マスター!この部屋のキッチンも凄いノ~!」
「ロンがご飯、楽しみにしてって!言ってたのニャ~」
蓮華の元に駆け寄って来て、ピョンピョンっと跳ねながら蓮華にそう言うヒスイとルリ。そんな二人の後ろにニコニコ笑顔のベルとロンが期待した様な顔をしていた。
「あ~……。その…この部屋の隣と、上の階も見て……」
音がしそうな表情でガーッン!!っと絶望した様な顔で蓮華を見て来る年下組に、蓮華は最後まで言えなかった。
「イデア達、そんな顔をしないでくれ。俺達が使う部屋や分身達に使わせる部屋を決めないといけないんだ。部屋数次第では、マスターにこのホームを強化してもらわ…」
フレイの話を聞いた年下組が、先程とは違った意味で顔色を変え始めたのを見た蓮華達は、あいまいな笑顔を浮かべる。
「ま~ぁ……。この感じだと、強化はしなくても……。多分、平気だと思うから……」
蓮華の話しの途中で年下組が、フレイ・セバス・ユイ・トワの手を取り走り出した。
「マスターはそこに居てナノーー!!」
「マスターの代わりにワタシ達が見て来るのニャー!!」
「マスターは何か飲んで、僕達の事待っててよ!!」
「「う/ん!!」」
蓮華が返事をする前に、ヒスイ達は階段を上り切っていた。手を取られ一緒に居るフレイ達は……、微笑ましそうに笑顔で年下組に着いて行っている。
「……はっや!!ってか、フレイ達……すっごく笑顔で……。ハァーー。……取り敢えず、何か飲んで待ってよ……」
扉の近くにいた蓮華は溜息を吐き、横に有るドリンクバーに向かう。
◇◇◇◇◇
それから暫くして、ヒスイ達が戻って来た。
ヒスイ達年下組はニコニコ可愛い笑顔で戻って来たけど、フレイ達年上組は悟りを開いた様な静かに微笑んでいた。何を見て来たのかな?―――まぁ…、私もその内……見に行かないと。うん、その内に……。今日じゃない!絶対に!
それにしても……フレイ達のアノ感じだと、分身達の部屋は大丈夫…かな?
ん?そもそも、何で分身達を戻さない?一回消しておけば良いだろって?いや~……、それが……ね?何でも分身達は食べたり、経験したりすればする程、強化されて強くなるらしいんだけど。でも、それは此処では消えたらリセットされちゃうんだよ!!この説明小さく、すっごーーく小さく書いてあったのをフレイが見つけてくれたの。知らずに分身達を消してたら……、元の日本に帰っても弱いままだったて事で。皆で「コッワ!?!?……神様達、もしかして…怒ってる?」とか言って騒いだよね……。
ああ……。全力で現実逃避……したいかも……。
休憩がてらドリンクバーで飲み物を入れ、テーブルに着いたとたんにフレイとセバスが全身の力を抜き、ゴッン!!と言う音を立てた。
「お疲れ様、フレイ・セバス・ユイ。トワは……元気そうだね」
「はい~!ワタシは元気が取り柄ですから~」
「成程。トワにとって見て来たモノは普通で当たり前だと……」
蓮華の普通と言う言葉にトワは、スンっと顔から笑顔が消えて真顔になり。蓮華の両肩を掴み、横に首をゆっくり振り言う。
「それは無いですよ。絶対に無いです。此処の規模は色々ありえないですよ」
トワの迫力に蓮華は驚き、思わず身体がのけぞる。
「……そ、そっか……。や、やっぱり?トワもそう思うんだ。ま、まぁ……、広いんなら分身達を出したままに出来そうで、良かった……かな?」
「ええ。そこは……まぁ~、良かったですね~。でも、蓮華さんは此処の強化はと~~ぶん、しないで下さいね~?」
笑顔に戻ったトワに念押しされる様に、言われる蓮華はコクコクと頷いた。
トワの真顔……コッワ!?まぁ…それだけの豪華さ?規模?だったんだよね……?今度は笑顔に圧が有るトワに言われた通りに、此処の強化は当分止めとこうかな。
ん~。ポイント……何に使おうかな……。ガチャ?でも、全然スキルが当たらないんっだよね……。分身達がダンジョンを回ってくれてる分も、私に入ってるみたいだし……。最初は色々有ったステータスカードがシンプル?になっちゃったし、っと言うか……名前位しか無いんだよね……。ああ!!地獄ポイントセットは有るよ。
……取り敢えず、フレイ達が復活するまで……、ヒスイ達と魔石を作って待ってようかな。
「私はセキ君で魔石作ろうと思うんだけど?ヒスイ達はどうする?」
蓮華の言葉にヒスイ達はお互いに顔を見合わせ、少し話し合い答えた。
「ワタシ達は夕飯と明日の朝ごはんとお供え物の準備してくるのニャ~」
「今日はいっぱい動いたから、お腹が空いてるノ~」
「今日も量が必要だと思うし、人数がいっぱい増えたから準備をしとくよ」
「「うっ/んっ!!」」
「ワタシはこの子達の見守りしますから~。心配はいらないですよ~」
ヒスイ達はそう言うと、楽しそうに手を繋いでキッチンの方に歩いて行った。
ああ、分身達がいっぱい増えたからな~……。あれ?今分身達って何体……?私だけで……、百五十?位で。皆も百体は居たはず。……分身達が皆並みに食べないことを祈ろう。それと、若葉と睦月達も増えて……この子達もどれだけ食べるのかな?
取り敢えず、魔石は皆食べると思うから……。セキ君小を頑張って回そうかな。
◇◇◇◇◇
あれから何体か分身達をダンジョンから呼んで、ヒスイ達の手伝いをしてもらった。フレイ達も正気に戻って、ヒスイ達の所に言ってたんだけど……足りなかったみたいでね?ユイに分身達を呼べるって聞いて、呼んでみたんだ。うん、キッチンがとっても忙しそうでしたマル。
私?ロンから退場って言われてね?今は、セキ君中を回してるの。……料理スキル…取れると良いな……。
まぁ…それから、若葉達と睦月達と分身達を全員呼び戻して、皆でご飯を食べたよ。大人数のはずなのに、この部屋に全員入るって……やっぱり広いね?この部屋……。
で!!フレイ達に若葉達と睦月達を部屋に案内してもらったんだ。だって、上に有る扉…。扉を開けたら、ホテルみたいに部屋がズラッと有ったんだってさ……。しかも、三階まで有ったそうな……。そんな扉が五つだってさ……。
それから……、部屋の中は私のテントの中みたいになってるって。フレイとセバスに笑顔で言われて、怖かったよ!!!!
因みに、此処…食堂?の部屋の隣もそんな部屋だって言ってた。
其処の扉?部屋?は私達が使うって事になったよ。ああ、後、若葉と睦月の代表の一人ずつ、私達と同じ部屋で生活する事になたんだ。ダンジョンにも一緒に行くよ!
まぁ…あれからの出来事はこんなもんで!終わり!さぁー!寝よう!!
色々限界だよ、今日も!!っと言う訳で、おやすみなさい!!
お読みいただき、ありがとうございます。
返信とかは出来ないと思いますが、感想等が貰えると嬉しいです。




