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オンリーワンな猫

お世話になっております。ヘイホーみりと申します。

この作品を選んでいただきありがとうございます。

誤字・脱字、おかしな点がありましたら教えていただけると嬉しいです。


猫に転生して1週間が過ぎた。

俺はこの1週間どのように過ごしていたかというと、昼間はもっぱら昼寝。

たまに起きて寝る。水を飲みに行って寝る。昼間はその繰り返しだ。

夜になると目を覚まして活動を始める。

ネズミを捕りに行ったり、辺りを散策したり。

そして夜が明ける頃に大木の寝床へと帰る。そんな生活だ。


1週間この森で生活していくつか発見したことがある。


一つ目はこの森には魔物が住んでいるということだ。

俺が木の上で昼寝をしているとき、なんだか下が騒がしいと思って木の下を確認するとゴブリンが数体歩いていた。

緑色の皮膚の上にボロボロの布を羽織り、粗末な武器を持っていた。

今確認できている中で明らかな魔物と言えるのはゴブリンのみだが、その他にも本当に動物か? というような生き物は何種類か確認している。

そして魔物を確認したことでこの世界が地球ではない他の世界ということが判明した。

ちなみに魔物に関しては遠くから観察しただけで戦ったりはしていない。

だって正直怖いもん。いつも仕留めているネズミを相手にするのとはわけが違う。


ちなみにこの世界にも人間が存在するのかどうかというのはまだわかっていない。

少なくともこの1週間で人間の姿は確認できていない。

もしかすると今いるこの場所は森の深い場所で人間が寄り付かないのかもしれない。

俺としては今の姿が猫だとしても、前世では人間だったから人間がいたほうが安心するけどな。

活動範囲を広げてこの森について調べてみるのもありかもしれない。


2つ目はこの世界にはレベル、スキルという概念が存在するということだ。

なぜ俺がこのことに気づいたかというと、俺が突然とあるスキルに目覚めたからだ。

そのスキルの名は観察眼。

この1週間、自分が狩れるネズミや小鳥などの獲物は狩って、それ以外の魔物や動物は注意深く観察するというのが俺の日課になっていたのだが、ある日突然観察していた魔物や動物のステータスが見えるようになったのだ。

ステータスが見えるのは魔物や動物といった生き物だけで植物などには適応されない。

また、生き物であればすべてステータスが見えるというわけでもない。

生き物であってもステータスが見えないものもいる。

それに、ステータスの内容も、確認できるものもあればできないものもある。

また、このスキルを使って自分のステータスも確認することができた。

現在の俺のステータスはこんな感じだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ステータス

Lv:3

体力:8

魔力:8

攻撃力:4

防御力:2

速さ:10


ユニークスキル:【オンリーワンな猫】【マイペース】【夜行性】

スキル:危険察知(SLv:2)気配隠蔽(SLv:2)観察眼(SLv:1)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


俺のステータスはこんな感じだ。

まずレベルは3。おそらく、毎日ネズミや小鳥を捕まえているから、その影響で上がっていたのだろう。

その下の各種ステータスについては高いのかはわからない。

なんせ他の猫に会ったことなんてないからな。

だが、猫だけに速さが一番高くなっている。

体力と魔力はまあまあだな。

防御力に至っては2。

これ、一発でも攻撃を食らえば死ぬんじゃないか?


続いてスキル。

初めてみたときは正直自分がこんなにスキルを持っているなんて思いもしなかった。

ユニークスキルについては簡単な説明文もある。


【オンリーワンな猫】

特別な猫に与えられる栄誉あるスキル。ステータスに補正効果。

【マイペース】

状態異常にかからない。

【夜行性】

夜になるとステータス上昇。昼間は眠気に襲われる。


ユニークスキルの説明はこんな感じだ。

ちょっとどこから触れたらいいかがわからないが、まずはやはり【オンリーワンな猫】だろう。

正直このスキルは意味が分からない。

俺って特別なのか? 転生した存在だから?

考えてもわからないが、もらえるものはもらっておこう。ステータス補正効果あるし。

次に【マイペース】と【夜行性】。これは猫っぽいスキルだ。

効果もかなりいいんじゃないだろうか。

それにしても夜動きやすくなるのは【夜行性】の効果だったのか。それに昼間の眠気までスキルの効果だったとは……。

まぁ、眠気のほうは我慢しようと思えば我慢できるからそれほどマイナスポイントでもないしな。


ユニークスキルとは別にただのスキルというものもある。

危険察知(SLv:2)気配隠蔽(SLv:2)観察眼(SLv:1)の3つだ。

おそらくだが、こっちのスキルは俺の今までの経験によって得られたものなのであろう。

夜出歩くときは常に周囲を警戒してるし、獲物を捕るときは気配を消す。暇なときは生き物を観察している。これらの経験があってスキルを得られたと考えている。

また、こっちのスキルのほうは説明はないが、スキルレベルがある。

スキルレベルを上げるための条件はわからないが、使っていればそのうち上がるんじゃないだろうか?

現に危険察知と気配隠蔽は2に上がっているし。


俺のステータスに関する説明はこれで以上なのだが、ここまでで一つ気になることがある。

そう、ステータスの魔力についてだ。

魔力があるということはおそらく魔法があるということではないだろうか。

といっても現時点で使える気配は1ミリも感じないが……。

魔法を使うためにはやはり魔法専用のスキルが必要なのだろうか?

それともユニークスキル? ユニークスキルなら俺が魔法を使える可能性はかなり低そうだな。

魔法を使ってみたい気持ちはやまやまだが、どうしようもない。

今の時点ではとりあえず保留だな。

読んでくださりありがとうございます!

初めての小説投稿ではありますが、小説化、漫画化目指して頑張ってます。

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そして、コメントや感想などもお待ちしています!

よろしくお願いいたします。


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