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紅月  作者: 瑞條浩幹
第1章 学祭
6/44

不思議な会話

「えー。再集合は午後3時。それまでに、シフトがある人はシフトを、無い人は存分に楽しんでくるように。解散!」

西板がそういうと、その場にいた数人は各々の場所に行ったが、後の人は、みんなスマホを取り出して邦海の写真を撮り始めた。当の本人は、そんなことお構いなし、というような感じで誠介のもとへ行った。

「誠介―。もう大丈夫か?」

「おう、ありがとな。」

すると、星梨奈に呼ばれていたキャスト組が帰ってきた。

「おおー。思ってたより可愛いな。」

俊太は邦海の所に近寄るなり、頭をポンポンした。

「にしても、この服どうしたんだ?」

邦海は、白が基調で肩のあたりと左手首、あと下の方が赤色になったパーカーを着、下はミニスカだった。

「佐久間に借りた。な、佐久間。」

「うん!てかもうそれあげちゃった。上とか同じ青のやつをもってるって聞いたから。」

佐久間は満面の笑みで答えた。

「…理由になってるのか?それ。」

「俺もよく分らん。」

「…ま、それはそうとして。話してた通り、まずは謎解きの所から行こうぜ!」

誠介は、2人に地図を見せながら言った。

「よし。そうすっか。」「ゴーゴー!!」

3人が歩き出したとき、佐久間は突然、邦海の服を軽く引っ張った。

「ん?」

「もしよかったらなんだけどさ、12時に仮楽屋来てくれない?」

「12時?別にいいけど。何で?」

すると、佐久間は下を向いた。

「とりあえず…来て。お願い。」

「お、おう…。」

邦海は戸惑っていると、佐久間は急に顔を上げ、思いっきり微笑んだ。しかし、目は今にも泣きそうだった。

「それじゃ、また後でね!」

というと、よもぎたちの所へ走っていった。

「なんや…ったんや?」

邦海が首をかしげていると、それに気づいた誠介は、邦海の手を取った。

「どした?ほら、行くぞ。」

「お、おう!…てか手ぇ繋ぎたくないんやけど!」

「わりぃわりぃ、全然来ねーから。森なんか、もう3階に行っちまったぞ。」

2人は、階段を駆け上った。




「おーどこ行ったかと思ったぞ。」

推理ゲームの受付の所に俊太はいた。

「わりぃ…ってなっちゃんじゃん。今シフトなのか。」

受付の所には、夏がいた。

「そ。遊びに来たの?」

「おう。」

「…え、何々この雰囲気。一条お前もしかして付き合ってるのか?」

「え、まあ…。」「もう行くところまで行ってるわよ。」

2人による衝撃発言に、俊太は驚いて声が出なかった。その光景を見ていた邦海は、必死に笑いをこらえていた。

「いいいい行くところってつまり…。」

「「お泊り」」

語弊があるため、ボツとなったシーン1

俊太「ポンポン

邦海「…////」

誠介「可愛い…(ボソッ)」

邦海「うぅ…////」

周り「Σ(゜∀゜ノ)ノキャー

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