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紅月  作者: 瑞條浩幹
第1章 学祭
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天才ピアニスト殺害事件

『昨夜未明、天才ピアニストと言われた翠川優羅さん(21)が記者会見の直前に殺害されていることが分かった。なお、殺害方法、死亡推定時刻などはまだ発表されていない。発表され次第、最新情報をここへ書き込みに来ます。(ピアノ弾きたい)』午前6時30分13秒

『すみません、翠川さんって誰ですか?(名無し23859)』午前6時30分20秒

『翠川さんは、浪原中学、東陵高校卒業後東京音芸大学に進学。まだ大学生にもかかわらず、海外コンサートが多く、アメリカの有名なバイオリニスト、ソフィア・バースタインも認めるほどの実力である。一緒に演奏する予定だった風…(続きを見る)』午前6時31分12秒

『マジすか!俺翠川さんの演奏好きだったのにな…(名無し23860)』午前6時31分20秒

ネットに流れてきたこの書き込み。これを見た男は、深いため息をついた。

「はあ。俺の本命まであと2週間…。これまでに俺、捕まらないといいんだけど…。」

と言いながら、男はとある人とのLANEのやり取りを繰り返し見ていた。

「ま、今回は難なくやってけたし。この人危ないことに手を染めているみたいだったし、もし捕まったら脅されてたとか何とか言うとしよう。」

というとスマホを机に置き、奥にあるバッグを開けた。そこには、ナイフやタコ糸など、色々なものが入っていた。

「待っとけよ、兼盛早苗…お前をいつか、地獄の底へ…。」

そういう男のスマホには、とある人からの通知が来ていた。それは、全て袁世凱と書かれていた…。

袁世凱って誰なんすかね…って思った人は調べてください。白日読んだ人なら誰のことか分かるはずだ!

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