ミモレ丈事件と感想の感想
・ミモレ丈事件とは
最近ツイッターで流行した(?)32歳腐女子の体験談(https://anond.hatelabo.jp/20200709170615)について、その中で「ミモレ丈」などオタクが知っている訳がないファッション用語がいくつか出ており、「これ本当に書いたの本人なの?」という疑問が呈されているという出来事です。
ざっくり記事のあらすじを説明すると、オタク友達だと思っていた友達と会ったらファッションや人生設計が自分よりしっかりしているし、オタク趣味についても温度感が違った、みたいな感じです。ちなみに私はそれを見て自分が変わらなきゃと思ったけどやっぱり変わらなくて夜になると辛い、みたいな結びが好きです。
私も該当記事を読んだのですが、筆者がファッション用語に詳しい可能性はあって、一つ目は元々そういうファッションの友達がいる以上友達から聞いているという可能性。二つ目はこの事件の後、友人の服装を調べたけど「やっぱ自分はまねできない」という可能性です。
何が言いたいのかというと、普通に文中から解釈の余地があるのに「~~~なのはおかしい」と決めつける人が一定数いるということです。
最近他の方の作品の感想欄をのぞくことがあって、あと自作にも感想はいつもいただいているので色々な感想を目にする機会が多いのですが、結構このパターンが多いような気がします。
作品で引っかかるところがあると「自分が正しい。この文章がおかしい」と即断して感想を書く方が時々見受けられます。作品や文章の読み方は人それぞれですし、強制するものでもないですが、もう少し文章に書いてあることを受け入れて読む、ということをしてもいいんじゃないかと思います。
もちろん説明が分かりづらいとか、本当に作者のミスの場合とかもあるんでしょうが、もうちょっと引っ掛かるところがあった場合に「何でなんだろう」と考えてみてもいいんじゃないかと思います。
正直冒頭の記事を読んで「筆者がミモレ丈なんか知ってる訳ない! 本人が書いてないんじゃないか!」て本気で言ってる人の感性はちょっと理解できないです。
……みんなネタで言ってるだけでマジレスしてる私が恥ずかしい、みたいなオチだったらそれはそれでいいです。




