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才能の檻

才能の檻(一応新作の紹介)


あらすじ

『小説家になりたい』で活動する朽木長生は小説を書くことが大好きな大学生だが、書く小説は底辺ばかり。

ラノベ新人賞に送ってもいつも一次で落選する。


そんな彼の小説をきちんと読んでくれるのは二人だけだった。

いつも不機嫌な毒舌後輩で『なりたい』の人気作家でもある三方奏

好きな作家の解釈をめぐってSNSでレスバを繰り返すオタク友達の清川いのり


自分の小説を読んでくれる人が一人でもいれば書けるのか

大勢の人に読まれなければ意味がないのか

そんな二つの意見の間で葛藤に揺れる朽木の夢に、神を自称する幼女が現れて告げる。


『寿命と引き換えに小説の才能をやろう』




 底辺作家の悲哀を書いた地獄みたいな作品です。

 なろうあるあるみたいな話とか、よくエッセイで議論になってる話題とかが出てきつつ、主人公がひたすら自分の作品が読まれないことを嘆く話です。読まれないのは自分が悪いんじゃなくて単に流行に沿ってないだけだみたいに精神の安定を図ろうとするのですが、逃げ道は一つずつなくなっていきます。

 底辺作家の方はこの主人公を見ると「あ、自分より下(もしくは同じぐらい)がいるんだな」と思えるかもしれません。


 書いていてあまりに主人公が可哀想になったのですが、最後主人公がベストセラー作家とかになって終わるのは話の流れ的にありえないので、人間関係だけ少し甘めにしました。


 主人公は作家に対して二人のヒロイン(?)がいて、三方が作家としての支え、清川が読者としての支えという構図になっています。

 個人的には三方はツイッターをフォローしたいタイプです。ウェブ小説界隈に対して過激な物言いをして炎上してプチ炎上しているのを遠くから眺めていたい。こういうツンデレ的なヒロインは案外初めて書いたかもしれません。

 清川とは一緒に飲みに行きたいです。私はあんまりしゃべらないタイプなので、延々清川の愚痴とかトークを聞いていたいです。あと清川は多少誇張してはいますが、私の中のあるべきオタク像みたいなものが反映されています。理想の読者かどうかは人によって意見われそうですが。

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