一色いろは誕生日と『俺ガイル系ラブコメ』と後輩物ラブコメ作品
一色いろは生誕祭がツイッターのトレンドに入っていてびっくりした。ツイッター歴は半年もないけどラノベのキャラの誕生日でトレンド入りしていたのは初めて見たかもしれません。おめでとうございます。末永くあざとくいてください。
私の作品を全部追っている方はやたらヒロインが後輩であることが多いことに気づいているかもしれませんが、元凶はいろはです。
俺ガイルと言えば『ボッチ系主人公ラブコメの頂点』『陰キャのコーラン』(←初めて見た時笑った)などと言われていますが、他のラブコメへの影響も甚大だったと思います。私が勝手に『俺ガイル系ラブコメ』と呼んでいるジャンルがあります。
(『俺ガイル』より前にそういう作品があったらすみません)
・ボッチorこじらせ系主人公
・毒舌系クールヒロイン(大体コミュ障)
・陽キャでコミュ力が強いヒロイン
というメインキャラクター三人で送られるラブコメです。キャラクターのバランスが完成されているのでこのタイプの作品が増えるのも分かります。
私がおもしろかったものだと、
・森田季節『物理的に孤立している俺の高校生活』(ガガガ文庫)
ですかね。色々あったような気がするんですが、意外と覚えてないです。あとは、よう実(『ようこそ実力至上主義の教室へ』)とかも最初はそんな感じでしたね。
最後に、最近読んだおもしろかった後輩物の作品をいくつか挙げて終わります。
・涼暮皐『今はまだ「幼馴染の妹」ですけど』MF文庫
小悪魔系幼馴染の妹に絡まれる、というラブコメをしつつ、裏に微ファンタジー要素とシリアス要素がある。個人的にラブコメにもある程度シリアス要素は欲しいと思う派なので良かったです。
・御宮ゆう『カノジョに浮気されていた俺が、小悪魔な後輩に懐かれています』角川スニーカー文庫
カクヨム原作で、大学生物。大学生だと一人暮らしでも違和感ないし(高校生のラブコメだと主人公の親はいつも長期出張で追い出されがちですが)、お泊りのハードル下がるし、経済力が少し高いしなどで高校生とはまた違った味があります。
話それますが、最近角川スニーカー文庫はweb原作のラブコメばかり出してません? web原作はネットで一日一話ずつ読むのにはいいですが、文庫で読む際に一冊の中での起伏とかはそんなにないからそればかりというのはどうなのかと思う。
・斜線堂有紀『不純文学』 ツイッター
今はツイッターで一日一話更新されている。文庫も出てた気がします。
一話完結(一話は必ず文庫本一ページ)で「先輩」と「後輩」についての話が書かれている。回によって温度差は違うけど、独特な雰囲気がいい。
・悠木りん『根暗先輩とひねくれ後輩の文芸部活動記録』 なろう
ネット小説大賞一次選考突破作品から私が発掘したもの。タイトル通りの内容の連作短編となっている。何が好きかと言われると雰囲気としか言いようがない。一話読んでおもしろいと思った人は是非全部読んで欲しいです。最後まで残って欲しいなと密かに応援しています。