なろうテンプレコンプレックスと『幼馴染聖女』の認知
人によって不快に思う要素あり
こんにちは。
「なろうテンプレコンプレックス」とは何か。
なろうでは流行している内容や要素を含んだ作品とそうでない作品では構成や文章力に差がなくてもPVやPtが天と地ほどの差になると言われています。実際低PTでもおもしろい作品は探すとたまに見つかりますし。
そのため、流行要素から外れた作品を書いてPVやPtが伸びないとき、「自分の技量が低いのか、技量が高いけど流行から外れてるだけなのかどっちなんだ」という気持ちになるときがあります。これを私はなろうテンプレコンプレックスと呼んでいます。
私の場合、「天地海」が2万Ptを超える一方で100Pt前後の作品がごろごろしていて、でも別にそれらの作品が「天地海」に劣っているかというとそうでもない(むしろ完結している分勝っている)と思っています。
この「なろうテンプレコンプレックス」に対する一つの解答は悟りを開く(PVやPtがどうであろうと書きたいものを書く)ことですが、私はそこまで高尚な精神は持っていません。というかそもそも誰でも多少は読んでもらいたいという欲求があるからネットに小説あげてると思うんですよ。
と言う訳で私がたどり着いたのは二つ目の解答です(ちなみに定期的に一つ目と二つ目を行ったり来たりしている)。いったん流行要素を含んだ作品をちゃんと書いてみて、それで高Ptをとれれば低Ptの作品は内容が悪い訳ではなく単になろうで受けるジャンルではなかったという結論になります。たまたま今は時間もありますし。
まあ、微妙な感じで終わってるラブコメのやつが私の作品の中で三番目ぐらいにPtが高い時点で大分結論が出てる気はしますが。
そういう経緯で生まれたのが『幼馴染の聖女の娘が横暴だったので絶縁したら、闇魔法に覚醒したしおしとやかな聖女とも仲間になれた』です。で、こいつは言うなれば実験で生み出された合成生物みたいなもの(一応ランキング作品を何作か拝見して人気要素みたいなものを研究した)なので、実験の結果が出るか私のテンションが下がったらエタるかなと思っていました。それで作者をあえて「匿名」にしていました(なろうは作品ごとに作者名をいじることが出来る)。ツイッターとか活動報告でも無視してましたし。
ただ、そういう意図で生み出された『幼馴染聖女』なんですが、思ったより愛着が湧いて来たので”認知”しました。作者名も私にしたし、活動報告にも入れてあげます。
というのも、タイトルに出てくる”おしとやかな聖女”ことシアンというヒロインがいるんですが、最初彼女はただ善良で主人公のことが好きになる都合のいいヒロイン、ぐらいの感じで考えていました。
ただ、教会の腐敗とか主人公を好きになる理由とか物語の展開の都合とかで色々な要素を足していった結果、合成生物から血の通った生物に進化しまして。
そのため、今はPtが増えなかったとしても話として一段落するところまでは書いて完結にはしてあげようと思っています。ちなみに今の段階だとやはりPVの伸び方は他のファンタジーに比べるとすごいですね。Ptはそんなにですが。
そういうやり方は良くないと言われたらそれはその通りだと思います。ただ、私の数話でエタっている作品が200Pt以上あって、ちゃんと完結した作品でも40Ptとかのがあると、闇堕ちして合成生物の一体や二体作りたくなるんですよ。




