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前置きと主人公紹介
小さい頃動物好きのわたしがふと考えていたお話しで、今ちゃんとした文章に出来てとても嬉しく思います。
楽しんで読んで欲しいです。
この物語に出てくる少女、メイニアは持つ絹のような美しい髪をした若い娘。
豊かで戦事でも負け無しの大国、グランデアで“星の巫女”と呼ばれています。
星の巫女はその力で時に戦を終わらせ、穀物を育て、人々の心身両方の傷を癒してきました。
しかしメイニアは優しすぎる子だったため
戦を嫌がり、そのことで、偉い人たちから何かとお小言をもらうこともよくありました。
そうすると彼女は落ち込み、いつも自分に自信が持てずにいました。
力を使う時は精神の状態も結構重要になってくるので、失敗することも……。
自信をなくす、力が使えなくなる、上の人から怒られる……
悪循環が続き、メイニアがあまり笑わなくなってから、しばらく経った頃……
ひょんなことで一緒に住むようになったのは
ひとりの獣人でした。