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お城に来るのが夢だった

どうも、今回は投稿が大幅に遅れてしまい申し訳ございません。

もしかすると、次話もだいぶ先になるかもしれません。

それはさておき、今回のサブタイトルですが完全に私の話です。

いつかは、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城とか行ってみたいですよね。

それでは、拙い文章ですがどうぞ・・・

「……なさい!…り!」


遠くの方で声が聞こえる。

この声は若葉かな?


「起きなさい!百合!」

「うっ、何?」

「ようやく起きたようね。」

「ここは?」


その言葉を言ったとき百合の頭を激しい頭痛が襲った。しかしそれは、すぐにおさまり自分の事を全て思い出した。


そうか、また帰ってきちゃったのか。


「大丈夫?百合?」

「あっ、うん。」

「よかったわ。みんなが次々と目を覚ましているのにあなただけ全然目を覚まさないんだから。」

「・・・ごめん。それよりここは?」

「わからないわ。」


そう言ってちょうど教室がすっぽりと入るくらいの円形の白い部屋を見渡す。

そこにはいたのは不安で泣いているもの、誘拐されたと憤っているもの、召喚された!とニヤついているもの、訳が分からずポカンとしているもの。どうやら教室にいたもの全員が連れてこられたらしい。


「ねぇ、百合ちゃん・・・これ・・・」


先程からずっと床を見ていた由佳が床を指差して言う。

何事かと床を見てみるとそこにはさっき教室の黒板にあった魔法陣が書かれていた。

なぜここに?と考えていると、いつの間にかあったドアが音もなく開き白い高級そうなローブを着た男性が騎士と思われる男たちを連れて笑いながら入って来て言った。


「おぉ、勇者様がたよくぞお越しくださいました、このブリューナ王国へ。」



「っていうかテメェ誰だよ!ここはどこだ!」


クラスで一番の不良の石崎 浩史が声を上げる。

いつもは石崎を嫌っていたものたちもそれに釣られて口々に喚き始めた。


「教室に戻してよ!」

「そうだ!俺たちを元いた場所に戻せ!」


すると生徒達の中から1人の男子が出て来て言った。


「皆、一回落ち着こう。とりあえず、この人の話を聞いてみようよ。」


喚いていた生徒達は、それを聞いて

「真也がそういうなら」

とおとなしくなった。

ちなみにこの生徒は貴志谷(きしたに) 真也(しんや)といい、いわゆる鈍感ハーレム系主人公である。


それに満足したのか突然部屋に入ってきた男は、少し笑みを浮かべて喋りだした。


「改めまして、私は、このブリューナ王国で魔術師団長をやっておりますケレスと申します。

皆様は、我らが宿敵の魔王を倒していただくために、勇者として私が召喚しました。」


「そんなこと言われても、戦うとか倒すとかいう話の前に俺たち、ただの高校生だぜ。」

「そうよ、突然拉致されて何が『魔王を倒していただきたく』よ!」


自慢げに言い切った男に対し不満を口にしたのは先ほどの真也の友人で真也の起こす厄介ごとを処理している苦労人である佐久間(さくま) 恵人(けいと)と真也の取り巻きその1の栗木(くりき) (さき)である。


恵人と咲の不満を聞いた男は少し真面目な顔になって生徒全員に向かって言った。


「その辺は、後程説明いたしますのでとりあえずついてきていただきます。王の謁見の時間が迫っていますので。」


そう言われ連れてこられたのは赤いカーペットに黄金の玉座というなんともテンプレな謁見の間に通されたわけだが、・・・なんか横で立っている貴族?の数人がこっちを睨んでるんだけど。


「して、ケレスよ。その者たちが勇者か?」

「はい、そうにございます。」


そんな王様?と魔術師団長ケレスの会話を話半分に聞きながら部屋の中を観察する。

部屋の両側には済まなそうな顔をした恐らく貴族と思われる人が数人いる一方ほとんどの人がどこかこちらを見下したような目でこちらを見ている。


そんなことを考えてると王様から声がかかる


「私がこのブリューナ王国国王、ラトレだ。今回、お前たち勇者を呼んだのは聞いているだろうが魔王を倒して欲しいからだ。お前たちには、女神様より与えられし特別な能力が宿っているはずだ。

今からその確認のためにステータスプレートを配る。」


そう言い終わると、どこからともなく大量の金属製のプレートを持ったメイドが現れて一人一人に配っていく。

配られたはいいが、何をどうすればいいのかわからない生徒たちがあたりに視線を彷徨わせていると、それに気づいた魔術師団長ケレスが王に向かって言った。


「ラトレ様、勇者たちの世界では魔力がなかったと聞きます。その説明からさせていただいてもよろしいでしょうか?」

「うむ、手短にな。」


会話を終えたケレスはこちらに向き直り、説明を始めた。


「まずこの世界には魔力という力に満ちています。この魔力は人族、エルフ、ドワーフ、獣人族、魔人族に宿っています。まぁ、あとは吸血鬼もいましたが・・・まぁ、これはいいでしょう。」


そこまで聞いたところで美化委員で男だけど女っぽい名前の瀬戸川(せとがわ) (れい)が口を挟む


「えっ、吸血鬼はどうなったんです?」

「まぁ、吸血鬼はもう絶滅してしまったんですよ。」

「はぁ、そうだったんですか。すみません、話の腰を折ってしまって。」

「いえ、それでですね、この魔力を持っている生物の中で亜人に分類されるエルフ、ドワーフ、獣人族、魔人族は奴隷以外での我が国への立ち入りを禁止しています。まぁ、亜人のように下賎なものが我が物顔でこの国に入るなんて考えられないですが。それはさておき、この魔力を扱える生物は魔力を使い魔法を発展させてきました。なぜかと申しますと、普通の獣が魔力だまりと呼ばれる魔力が極端に濃い場所に長く居た生物が進化し、通常の生物の数倍から数百倍の力を持ったものを魔獣と呼び、狂暴性が増しほかの生物に襲いかかるようになるのでこれを倒すためと言われています。そして皆様にはこれを感じていただきます。」


そこまで聞いた書記の楠崎(くすざき) 智恵(ともえ)が手を上げて質問する。


「感じると言われても、私たちは今までそんなもの感じたことがないのですが?」

「その点は大丈夫かと。勇者様方には女神さまより少なからず才能が与えられていると思いますので。それでは集中して、体の中を循環している熱い何かが分かるでしょうか?」


その話を聞くと生徒たちは皆一様に集中しだした。まぁ、私は前の記憶と意識が統合されたからすぐにできるけど・・・


それから、十数分後に例の主人公、貴志谷 真也が「なんか、わかった気がする!」と言い出してからチラホラと魔力を感じられる人が増えてゆき、数十分後には全ての生徒が魔力を感じられるようになっていた。


それを確認したケレスは再び言った。


「それでは、今からステータスプレートに魔力を流していただき皆様のステータスを確認します。」

どうでしたでしょうか。

私の文章力のなさに呆れている方の多いことだろうと思いますが、

何か変えたほうがいい点や、誤字脱字があれば行って頂ければ幸いです。

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