過去と記憶と能力と
相変わらず拙い文章ですいません。
まぁ、適当に頑張ります。
気が付くと百合は椅子に座っており目の前のテーブルには見たところ紅茶の入ったカップとティーポット、それに少し小さめのケーキが幾つか並んでいた。
そこまではまだいいとして。(全然良くないけど)
なんで私の反対側の椅子にうさぎが座っているの?
「えっ、なんで僕がうさぎかって?そんなのカワイイからに決まっているじゃないか。」
うわ、喋った。というか考えていることを読まれた?
それにティーカップ2つあるけどうさぎって紅茶飲めるの?
「あっ!…まぁ、いいか。」
そう言うとテーブルの上のものがすべて消えた。
突然の事に驚いているとうさぎが唐突に話始めた。
「君、ここに来るまでのことは覚えているかい?」
確か、由佳と一緒に学校に行って教室で若葉と話していたら光に包まれて…
「由佳たちは、無事なの?」
「おぉ、ついに喋ってくれたね。」
「そんなことはどうでもいい!由佳たちは?」
「無事…とは言いがたいけど、少なくとも安全ではあるよ。あとあと色々質問されるのも嫌だから先に言っとくね。君たちはブリューナ王国に召喚されたんだよ。」
「ブリューナ王国?」
「そう。君たちのところでいう異世界だね。まぁ、その召喚に僕が割り込んで君をここに呼んだというわけさ。」
「…って言うか貴方誰?」
「えっ、今ごろ?神様だよ。か・み・さ・ま。」
うわっ、うざ。
「ひっどーい。まぁ、いいけど。」
いいんだ。
「それじゃあ、話を続けるね。僕がここに君を呼んだのは君に記憶と能力を返すためなんだよ。」
「記憶と能力?」
「そう。あっ、ここからは質問は受け付けないから。君はね、もともとこちらの世界の者なんだ。」
えっ、でも私は日本で生まれて日本で育ったはず・・・
「君は1度、こちらの世界で死んだんだ。それを僕が向こうの世界のつまりは、日本に転生させてあげたんだ。記憶と能力を奪った後でね。」
私が・・・
「あっ、記憶と能力を奪ったのは前の君の願いだからね。」
前の私の願い・・・
「そう。だけどまた君はこちらの世界に来てしまった。こちらの世界で生きていくには能力が必要なんだ。このまま君がこちらの世界に行くと能力はほぼないままもう一生過ごす事になる。そこで、記憶と能力を返すことにしたんだ。それじゃ、君の人生に幸あらんことを。」
「えっ、ちょっ。」
頭の中になにか異質なものが入ってくる感じがする。そう思うと同時に視界が暗くなるのを感じた。
「あぁ、行ったか。今度の人生では守りきれるといいな。×××××よ。おっと、今は、水無月 百合だったかな。」
誤字脱字があったら教えてください。
できるだけ、直します。