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4月(まさかの再会)〜海斗side〜


4月半ばのとある日の放課後。この日はほとんどの生徒が部活動見学に行くためにばらばらに行動していた。

俺のツレもそうだった。特に、部活に入る予定もなかった俺は、一人で帰ろうとしていた。

そのときだった。


目の前に、亜美がいたのだ!

しかも、亜美は友達と別れたばかりだった。


・・・今しかない!俺はそう思って、勇気を出して亜美に声をかけた。

びっくりするだろうなぁ。あの時とは違うからなぁ。

俺は、そんな期待を持ちながら彼女に話しかけた。

・・・やっぱり、驚いていた。

本当は、それだけで帰ろうと考えたけど、亜美があまりにも可愛くなっていて、離れたくなかったから、そのまま部活動見学に連れていった。


ひと通りの部活を見学して、少し疲れたから、近くにある喫茶店で二人はお茶をすることにした。

「海斗。私のこと覚えてたの?」亜美は唐突に俺にそんなことを聞いてきた。あまりにも、唐突過ぎて、俺は危うくアイスコーヒーを吹き出しそうになっていた。

「当たり前。だって・・・」俺が口ごもると亜美はキョトンとした顔でみつめてきた。

「だって?」

「俺の弟を忘れるわけにはいかないだろ?」・・・やべぇ。すっげー可愛い。

俺は内心こんなことを思いながら、そう返した。

「昔は男の子っぽい格好しかしてなかったからね(笑)」そう言って笑う亜美の笑顔はあの頃と変わらなかった。

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