4月〜亜美side〜
「おはよう。」私がそう言うと決まって友達の真希が返してくれる。私は、「今日から朝補習始まるね。めんどいなあ。。」といいながら自分の席に荷物を置いた。
「まあまあ、こういうのが’’高校に通ってる。’’っぽいじゃん。亜美も高校生活楽しまなきゃ。」
「そうだね。。」私は軽い溜息と共に返した。私の名前は田中亜美どうしても、この学校に入りたくて、学区外受験で入ってきた。そして、今話しているのは友達の中田真希。私と真希は入学式の日に座席が前後だったから、そこから仲良くなった。
「亜美。昨日のテレビ見た?MSTが出てたよ。」
「見れなかった(泣)でも、録画をしてるから大丈夫。ネタバレはしないでね。」私が軽く冗談めいた事を言っていたら先生が、教室の中に入ってきた。
「今から朝補習をはじめるぞ。早く席につけ。」教師がそう言うと、皆は渋々各々の席についた。
私は席に着くと、教科書を開いた。一応この学校では、私は見た目からの真面目ちゃんを演じている。中学の時はメガネではなく、コンタクトを使用していたり、髪の毛をアレンジしてきたり、スカートの、丈を異常な程に短くしてみたり・・・・・とにかく’’いまドキ’’の女の子をしてきた。しかし、高校に進学するに当たり、それをやめた。。
そのやめた理由は私以外誰も知らない。。
教師が黒板に書いてある文字を真剣な表情で板書をするクラスメート、一言でも教師の言っている事を聞き漏らすまいとしているクラスメート等いかにも‘‘高校生’’らしい授業を私は、ぼんやりとみていた。
(中学校の頃とは全然違うなあ。あの頃に戻りたいなぁ。)
そう考えている内に朝補習を含めた高校生最初の授業は終わった。
帰りに真希を各部の部活動見学に行こうと誘ったが、真希の家はどうやら学校からとても遠いらしく、断わられてしまった。
仕方なく一人で部活動見学に行こうとしてると、後ろから不意に声を掛けられた。
「亜美?久しぶりだよね?覚えてる?あの時はお互いにまだ小さかったから覚えてないと思うけど・・・」
そこには、誰もが振り向きそうな爽やかな一人の青年がいた。
・・・・・誰だっけ?
私は全然思い出せなかった。。




