お誕生日会
私たちが産まれてもう五年が過ぎようとしていた。明日は私たちの誕生日会というなの社交界デビューの日だ。
「さぁ、ついに私たちの可愛い坊やたちを自慢できる日がきましたわ♪なんて、楽しい日になんでしょうか!」
「ソフィー、落ち着いてそんなにはしゃがないで坊やたちがびっくりしてるよ」
なぜかお母様はえらく興奮していた。目立ちたくないからほどほどにしていてもらいたいんだけどね。
そして、なんとそのパーティーには王女様、王子様も出席するみたいなのだ。ほんとは王様だちも来たかったみたいだけど仕事で泣く泣く諦めたみたいだ。
一応この家は侯爵だし自分の娘や息子を是非嫁、婿にとかいってくる人間がでてくるんだろうな。
可愛い姉や妹をお嫁になんてやらんぞ!
「でも、ほんとに楽しみなの、四人の世界がどんどん広がっていくんですから!」
「それとともに、危険も増えてくるんだけどね。私たちがきちんと守っていかないとね」
「そうよね、親のせいでこの子たちに何かあったらと思うと悲しくなるわ」
「そうだね、子供を守るのは親の責務だからね」
親たちがそんな会話をしているなか四人は遊んでいた。
なんか貴族ってやっぱり大変そうだよな。
「旦那さま、奥様、衣装の準備ができました」
そういって何人かの侍女が入ってきた。
「まぁ、それじゃ、みんな着てみましょうね。この前も仮縫いで問題なかったから大丈夫だと思うけど♪」
そういって四人ともパーティーの衣装の試着をした。
なんというか、すごいキラキラしてるよ。こんな服より軍服みたいなの着てみたいな。あれ、かっこいいんだよな。