誘拐事件の終息2
ルミファーが部屋を出て数分後勢いよくドアが開いて少しビックリした。
「カミュ、ごめんね、私がしっかりしてなくて危ない目にあわせて、ほんと、ごめんなさい!」
やばい、お姉様を悲しませてしまった、別にお姉様のせいではないのに。
「違うよ、お姉様のせいじゃないからね。僕がちょっとフラフラしていたから悪かったんだよ。心配かけてごめんなさい」
回りをみるとみんな泣きそうな顔してる。お母様なんて泣いていた。
「お母様、心配かけてごめんない。みんなもごめんなさい」
そう言うとお母様は私に抱きついてきた。
「私達がいったいどれだけ心配したか、でも無事に帰ってきてよかったわ。
私たちの前から急にいなくなったりしないで!」
そういって泣き出したのでしばらくそのままにしておいた。
「カミュ、みんなに心配かけて、しばらく外出禁止だな。
この誘拐事件では他にも伯爵と子爵の子供も巻き込まれていたので大騒ぎだぞ。
でも、カミュよくやったなカミュのおかげで無事にみんな助かった。
しばらくして、落ち着いたらお礼に来るそうだから。
ゆっくり、やすみなさい」
そういってお父様は心配するみんなをつれて部屋をでていった。
まだ、ちょっと疲れていたので助かったけどね。
そうして、しばらく眠ることにした。




