やっと魔法の勉強
あれから一年かけて全ての勉強が終わった。
お母様はほんとは三年ぐらいかけてやる量だったのにと驚いていた。
それぐらい私たちは四人は頑張った。不安だったクルーナも真面目にやってくれた。
「お母様、約束通り魔法を教えてください!」
そうキルニアがお母様に言った。
「もう、みんな頑張ったわね。でも、ちょっと先生がくるまでちょっと待っててね。
あなたたちにはどうしても自分が教えたいってあの人聞かないもんだから回りのひとが大慌てなの。
仕事の引き継ぎが終わり次第くるからもうしばらく待っててね」
そんな凄い人がくるのか、でも早く来てくれないかなたのしみだな。
「お母様、どんな人がくるの?」
「あなたたちが適性検査をしてくれたジャスティーンよ!
もうあの人ったら私が教えるんだって今すぐにでもここにくるって大変らしいの、でもちゃんと引き継ぎをしてからってことになってね。
まぁ、あなたたちが学園に入学する二年間限定だけどね」
それから、お母様は魔法の基本的なことを教えてくれた。
この国の人にはだいたい魔力があるみたいでだれでも何かしらの魔法を使えるみたいだ。
基本は一つの属性しかもってない。
でも、小さいながら他の魔法も使うことができるらしい。
そして、この世界には妖精もいるみたいだ。魔法だけでなく妖精にお願いして魔法を使えることもできる。妖精の加護をもつ人間はかなり少ない。
「いい、みんな魔法の使い方を誤ると大変なことになるの、簡単に人を傷つけることにもなるのだからしっかりとその事をわかって使って欲しいと思うの!」
そうお母様は真剣な顔で話した。
「わかってます、私は、みんなの役に立つ魔法使いになる」
「俺は、みんなの力になる魔法使いになる」
「僕はみんなが笑顔でいられるような魔法使いになる」
「私は、みんなを癒してやれる魔法使いになります」
わたしたち四人がそう宣言するようにいうとお母様はちょっと涙を浮かべた。
「ほんとに優しい子達、その思いをわすれないようにね」
「「「「はい!」」」」
そうして一週間がたったときやっとジャスティーンさんがやってきた。
「やぁ、みんな久し振りこれからみんなに魔法を教えるジャスティーン・アドラーだ。ジャス先生と呼びなさい!」
そういってジャス先生は挨拶した。
「ジャス、四人のことよろしくね。
みんなも、ジャスの言うことをちゃんと聞くのよ!」
「「「「はい、わかりました!」」」」
みんなで、元気よく返事した。




