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この物語はフィクションです。
この物語の舞台はこの世界とよく似た別の世界であり、実在もしくは歴史上の人物、団体、国家、領域その他固有名称で特定される全てのものとは、名称が同一であっても何の関係もありません。
「おはよう。」
誰もいない空間でつぶやく。
もうこの空間に離れた。
"次元変動"
この事件が僕の生活を一変させた。
僕にはこの世界が見える。声も聞こえる。
しかし、この世界の人は僕の姿が見えない。
なぜかって?
そんなこと知らない。
あ、でもテレビのニュースによると、何らかの理由で次元を保つエネルギーに異常が起き、少数の人がこの次元に飛ばされたらしい。
僕だってこんな厨二設定信じたくないさ。
でも、神様が厨二病ってことなら納得だ―――。