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The key was lost. ある表現実験の軌跡  作者: 双鶴


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第2話 食事

プロローグ


蒼一は、昼食をとった。

それは特別な料理ではなかったが、彼にとっては意味のある一皿だった。

誰と食べたか、どんな気持ちで食べたか――それが、すべてを変えていた。


---


タイプA


「海晶ステーキ、特盛で」

学園食堂のカウンターに声をかけると、厨房がざわついた。

追放されたはずの蒼一が、堂々と戻ってきたのだ。

ステーキは分厚く、ナイフを入れると肉汁があふれた。

「うまい。これが、勝者の味か」

周囲の視線を無視して、蒼一は黙々と食べ続けた。

その背中に、誰も声をかけられなかった。


---


タイプB


鉄皿の上で、肉汁がじゅうと鳴いた。

蒼一は、ナイフを入れる前に一度だけ目を閉じた。

「潮焼き定食、久しぶりだね」

千歳がそう言った。

蒼一はうなずいた。

ステーキは、少し冷めていた。

でも、味はちゃんと残っていた。

それだけで、十分だった。

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