洋菓子店 グロッケンシュピール
短いどころでなく短いです(メモかな?)。
夜明けの静かさの中、
石畳が敷き詰められた道が続くある街のはずれに、
チョコンと可愛らしい建物がある。
クリーム色の壁に真っ赤な屋根。
扉は美味しそうなキャラメル色をしていて
移動するとチリリン、と鈴蘭型のベルが鳴る。
取手にはこれまた凝った蔦のような細工が施されている。
お店からはバターの香りが漂っており
通りすがったら思わず飛び込んでしまいそうな
いい匂いがする。
『洋菓子店 グロッケンシュピール』では仕込みの真っ最中だ。
【二枚舌の猫クッキー】
【マーメイドの宝物】
【ドラゴンの鱗】
【妖精の羽】
一癖も二癖もある品ばかりを揃えた、
小さな小さな店である。
さて、今日はどんなお客様が
扉を開けるでしょう?
後々にこういう舞台のお話も書きたいです。