表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/94

行方不明

閲覧、ブックマーク、評価をありがとうございます。

この時間帯での更新はここまでとなります。

日中帯に更新できれば行いますが、おそらく夜の更新になるかと存じます。

その際にはまたよろしくお願いいたします。

建物が崩壊しているように視えた。



「あ、異空間に飛ばす力もあったね。そういえば」



わざと思い出したかのように言う玉房に皆が呆れながら見れば、見られている本人は気にせずここはどこだろうねぇ、なんて言い始めている。



「まあ、どこでも居心地悪いから出させて貰うけどね」



そう言った瞬間には皆、元に戻ってきたのだが、戻ってきた場所がちゃっかり建物の外というのがこの男らしいというか何というか。



「あれ、明がいない?!」



蘭の声にそちらを見てみると確かに涼音の姿がない。

まさか異世界に取り残されてしまったのだろうか。



「あれ、連れてきたのに何で?」



「わざとじゃないのか」



「わざとなわけないでしょ。残す意味ないし」



だよな、残す理由がないよな、と思いながら涼音を探すも見た所、壊れた建物とそのほかの建物が並んでいるだけで涼音の姿がどこにも見当たらない。



「もしかして、異空間に飛ばしたのってカモフラージュだったりするのかな」



「え、でも何のために明を狙うのよ?」



「人質とか?」



「縁起でもないこと言わないで」



蘭、この男にはもっと強く言ってくれ。

でもそう言われるとそんな気がしてくるから嫌だ。

一体何のために涼音を狙ったんだ。

玉房が言うのが本当であれば、狙うべきは私であったはずなのに。



「まぁまぁ、明さん捜しはこっちに任せて蘭は治療に専念して頂戴よ」



「ちゃんと探してよ、ふざけないで!」



「はいはい」



本当にどこに行ったのだろう。

無事であれば良いのだが。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ