表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
セカイノカケラ  作者: しき
7/25

オールド・フレンド

 新井卓(あらいすぐる)は元の世界では2年前無差別殺人事件に巻き込まれ亡くなった。努力家で人柄もよかった彼と天野虹(あまのにじ)は親しくしていた。天野虹(あまのにじ)は優秀な彼なら凡人である自分ではできない何かを成し遂げるだろうと思っていた。しかし、彼は突然亡き人となり、殺害した犯人も自殺してしまい天野虹(あまのにじ)は心に穴が開いたような感覚を覚えた。

 それだけならばただの事件で終わったのだがそれだけで終わらなかった。彼の両親が行方不明になり、親戚らも姿を消したことから、天野虹(あまのにじ)は彼はこの世から存在ごと消え去ろうとしていることを感じた。調べても手掛かりは見つからなかったがこの世界にきてようやくすべてを察した。

 新井卓(あらいすぐる)は自分が万能である世界に魅了され元の世界を捨てたのだ。

「おい。黒妖精ダークネス・フェアリー。あいつは何でおれを狙っているか知ってるんだろ。」

 天野虹(あまのにじ)は近くにいる黒妖精ダークネス・フェアリーに話しかける。

「私はこの世界で自由を得られる代わりに奴を知っているものをこの世界に招き入れているの。」

 黒妖精ダークネス・フェアリーは正直に話す。

「ただ、奴を倒したい気持ちは同じ、あなたに覚悟があれば倒せるはず。」

 ここで天野虹(あまのにじ)は自分が倒されればまた、奴を知っているものが次々に犠牲になってしまうとこを理解した。天野虹(あまのにじ)は自分より恵まれていながら元の世界を捨てた奴がとにかく憎かった。

 天野虹(あまのにじ)は自身のリミッターを解除した。

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ