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デンジャー・パート
黒子がカケラを手にして一息つこうとしたとき、目の前に未確認の物体がいることに気付いた。その物体はカケラを所持しているが事前情報がなく、予定外の存在であった。その物体は黒子をはるかに上回る力を宿しており攻撃すればこちらが塵となることが確定していた。
黒子にはあらゆる行動パターンがプログラムされているがこの物体の対処を行うすべがなかった。
幸いこの物体に敵意はないらしくただ通り過ぎていく。ただ黒子にはそれは大きな意味があった。黒子単体ではカケラをすべて集めることは不可能でらることが分かった。黒子は自身のプログラムに綻びがあることを自覚し、主に修正パッチを要求した。




