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#2 前世の記憶が…(後編)

とてつもなく、遅い更新ですが、すみません。

 ……状況の整理をしよう。私は、誰だ?

エミリア・クラリエス。公爵令嬢。10歳。

 じゃあ、この記憶は?誰の?

私の?前世…。雨宮葵。

 どんな人物?

娯楽が、発達した世界の一般人。脳内思考、2次元のOL。30歳。若いな。


 たくさんの情報が、頭のなかを駆けめぐる。

 とりあえずわかったのは、転生したこと。


 呼ばれている気がする。状況の整理は、できた。私は、できる子さ。この第二の人生、謳歌しようじゃないか!!

 まずは、起きよう。


「……ん、…ぁあ、醒めたのですね。」

 お父様…ええい、キャラじゃない!父さんで、いっか。

 父さんが、心配そうに見ている。いつの間にか、母さんも来てたらしい。

「エミリア、大丈夫か。急に倒れるから、心配したんだぞ。」

「そうよ、神官様だって、驚かれていたんですから。」


…前世のこと、話しても大丈夫かな。父さんたち、発狂しそうな気がするだけど……。う~ん。ま、いっか。


「あの、落ち着いて聞いてくださいね。私、前世の記憶を思い出したんです。私は、30歳で命を落としました。そして、今に至ります。」

 私の言葉を聞いて、両親は目を見開いた。やはり、驚いたのだろうか。当たり前だな。実の子が、急に変なことを言い出すんだから…。

「そうだったのか…。道理で、10歳にしては、大人びていると思っていたんだ。妙に貫禄があると言うのか…なんと言うか。」

「前世の記憶が、あっても、なくても、貴女は私たちの子ですから。大丈夫ですわ。安心なさい。」


…なんて、優しい両親だろうか。前世では、そんな両親じゃなかった。良かった。器が広い両親で…。

心置きなく、人生謳歌できる。親孝行しっかりしないと…。


「ありがとうございます。父さん、母さん。私は、前世の性格に引きずられると思う。だから、ちゃんとできなくても許してください。外では、ちゃんとしますから。」


……私、前世では超絶外面、良かったからなあ。(遠い目も、したくなるよ)


さてさて、これからどうなることやら。

お読みいただきありがとうございます‼

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