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算段
辺りは雷が吹き荒れていた。
が、俺達は無傷だった。
周囲の雷はほぼ全てカタナに集まっていた。
否、カタナを中心に半径3メーテルほどか。
そこからはずれた場所は岩が溶解し高熱を発しているのが分かった。落雷は弾けてこちらに向かってくるものもあったがそれもカタナに吸い込まれていく。
「これもヒヒイロカネの効果か!」
今なら刃が届くかもしれない。
少女が後に着いてくるのを確認して一気に接近した。
「『平突!』」
裂帛の気合いを込めた一撃は雷光狼の脚に小さな傷をつけた。
そして体感的には普段の一撃よりも素早かった気がする。
雷を吸ったせいなのか、片腕で放ったからなのかは分からないが、活路が見出だせた。
雷撃の防御手段があれば、逃げることが出来る。




