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遺跡街の仕事人  作者: 黄野ポピー
遺跡街の探求者
7/140

準備してきました

探索のための備品調達です。

「ごめんくださーい」

古びた雑貨屋で奥まで届くように、大声を出すと・・・

「うるさいね!そんな大声でなくても聞こえてるよ」

のっそりとお婆さんが出てきた。


「おばーちゃん、また探索に行くことになっちゃってさー。いくつか補充とかさして?」


「アンタ、この間行ったんじゃなかったのかい?まぁ下っ端から使ってくれてんだ、文句言わずに行っておいで」


話をしつつ入り口に置いてあるカゴに欲しい物を入れていく。

ロープ2本、マッチ1つ、撥水布の大きいの、折りたたみの杖1本、強化試験管5本、小物入れ用の小さめの袋3枚、固形燃料2個。


このお店では大抵多めに買っていくことにしている。

物が良いからね!


「こんなもんかな」

「あいよ・・・・・・合わして銀貨3枚と銅貨7枚だが、銀貨3枚でいい」




「なんでそんなに安くなったの?」

「下っ端からは金は取らないよ。それにそこたで損もしてないし、釣を渡すのもめんどくさい」


「まぁそれでいいなら、いいんだけど」

「代わりにだけどさ」

「なんかあるんじゃん・・・・・・なに?欲しいの?やるの?」

過去に勝手に安くされて、アレがほしい、ソレをやってくれ、と注文がつくのだ。


「いいじゃないか。あんたは安く物が買える。あたしは用を済ませられる。ぼったくってるつもりも無いしねぇ」

本当にそうだから何も言えないんだけどね。


「ホレ、手紙を食材屋のハンスまで頼むよ」

「はいはい」


どうせ食材屋にも行くから丁度いい。



「おーい、ハンスさーん。手紙だよー」

「ん?お、雑貨屋の。いつもありがとな」

「いや、雑貨屋でなく探求者です」

まだ転職してない!


「あ、あと調査があるから色々欲しいんだけど」

「まいどあり。潜るんなら干し肉とかか」


黒パン10こ、干し肉が色々合わせて5本、干した魚も5本、香辛料に塩、ドライフルーツは1瓶。

「しめて銀貨4枚と銅貨5枚だな」

「はい、ちょうど」


「にしても、また調査とやらか。なんかやばいのか?」

「まぁ大丈夫でしょ。頼りになる人が調査に向かうし」

「雑貨屋のお使い小僧が行けるくらいだしな!」

あははは。


「んじゃあまた来るね。他にも支度あるし」

「おう、気をつけてな」


あとは霊装屋も見とくか。

お金は銅貨10枚=銀貨1枚、以降10枚で次の硬貨1枚になります。一般的には銅・銀・金貨までしか使わないのですが、それ以上の取引だとこれら以上の硬貨や貴金属や貴重品が使われます。

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