いいのかなぁ…
お久しぶりです。生きてます。うつと診断されましたが、消えたい欲求はすごいですが。まだ生きてます
隻腕の少女に水と携帯食をいくらか分けて、一息つかせた。これから事情聴取を始める、という段になって少女は涙ぐんでいた。
「あり、がとうございまず…。あのまま死ぬのかと、思ってたので…」
「まぁ、随分な目にあったようだしな。とりあえずは助かったようで良かったよ。さて、おじさんからいくつか聞いてもいいかな?」
「は、はい。私に答えられることなら」
まずは何から聞くべきか。
「そうだな…まずはどれくらい彷徨ってたか分かる?」
「いいえ…。腕を切られて気絶して、手当てした後しばらくは魔力の枯渇で動けなかったので、正確には…。体感では動けるようになって4日くらい経ってるとは思います」
遺跡の内部は暗い。恐らく時間の感覚もなくなっていたのだろう。
「次。腕を切った奴はどんな奴か分かる?討伐指定ならここ何日かで終わってるかもしれないし」
「それが、急に襲われたので…。強いて言うなら、武器は剣であることと魔力を奪う能力があったくらいです。顔は分かりません」
「剣使いってだけだと多すぎるな…」
「ちなみにここに来たのは何故?常闇の果実があるから?」
「そうです。最後に記憶してた場所から、ここがそれなりに近かったのと、現在位置を明確にするために来ました」
なるほど。自分の正確な場所が分からなければ遺跡から出ることも出来ない。
「遅れたけど、俺は『採取者』をしてる。常闇の果実が依頼の品のひとつだったんで、ここまで来た」
「なるほど。私が食べ尽くす前で良かったです」
そう言って少女は常闇の果実をこちらに渡してくれた。
「どうする?外に出たいなら一緒に行くかい?もう仕事はこれで済んだし、帰るだけなんだが」
「申し訳ありませんが、是非よろしくお願いします」
そうして隻腕の少女を護衛しながら動くことになった。
が、それはこちらの思い込みだった。
「流れよ、水と血潮。切り裂き喰らえ。我が刃。『紅流水鞭』」
そう。この少女は予備の短剣に魔法を付与してご立派に戦っていた。
当たり前だが彷徨っていた間も怪物には遭遇してるはずだ。それを片腕で撃退してきたこらこそ、生きて遭遇したのだから。
「集え風の精霊。広域展開」
こうして風の流れを読んで状況が分かる俺がナビをしながら近寄ってくる怪物は保護した(はずの)少女が撃退する、という役割分担が出来た。
なんか、いいのだろうか?
読了感謝です。隻腕の少女…前の狩人編に出てきた被害者です。生き延びて彷徨ってました。
腹を刺され、腕を切られ気絶→魔力略奪→危篤&放置→なんとか目覚め&回復した魔力で、手当て→また枯渇→やっと動けるようになって帰り道を探してた。という感じです




