表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
遺跡街の仕事人  作者: 黄野ポピー
狩人は笑う
32/141

今と昔

狩人は基本、戦士系なため魔法は使えません。その分『刀』という特殊な武器を持ったり、霊装を使って戦います。

狩人の連盟(ハンター・レギオン)探求者の協会(シーカー・レギオン)とは役割が全く違う。


探求者が遺跡の調査をすることが目的であり、当然ながら協会はその調査結果をまとめたり集積・分析することが本来の役割となる。その傍ら素材や金銭なども会計し運営しているのだが。



狩人の目的、というよりも元々の役割は調査をしている探求者たちの護衛であった。壁画の探索や素材の採取をする探求者が安全に作業できるように身の回りを守っていたのがはじまり。それが実力に応じて危険度の高い地域エリアや長時間の護衛に対応できる人材を適材適所と配置していくために実力査定などをしてランク分けしていた....と言われている。



閑話休題(それはいいとして)



現在の狩人たちの役割は過去と違い、遺跡の怪物を討伐し続けることにある。

それにより間引きと共に良質な素材を狩人のみならず遺跡街全体に供給しているのだ。


ただ中にはというか過半数以上が、ひたすら強くなりたいとか戦うのが好きだとか、若干人間性を疑うような者もいる。



機構武装とは魔法の素養のない狩人が強い怪物を倒すために編み出されたものだ。

ひたすら戦闘経験や鍛錬を積んでもいつかは頭打ちになる。それならば戦い方そのものを変えようとした結果、専用の技術が必要だが大幅な戦力の底上げに成功した。





咆哮せよ(抜刀)、『獅子王(シシオウ)』」

ガァァァ!!!


それはまさに獅子の咆哮のごとく。

小型の怪物はその駆動音(うなり声)を聴いただけで意識を失った。

しかし目の前にいる大型の六本脚の獅子は僅かに怯んだだけで敵意を失わなかった。


しかし、その僅かが命取り。


刺し貫け(起動)、『虎徹(コテツ)』」

しゃりん。


鈴の音を響くと六本脚の獅子は絶命していた。

外傷らしきものはこれまでに斬りつけた傷ばかりで新しい物はないように見える。


「さぁ、解体して持って帰るぞ」

遺跡の中、女剣士と巨漢の剣士が微笑みあった。

こんな剣を出して、っていうのは随時受け付けております。アイデアプリーズ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ