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遺跡街の仕事人  作者: 黄野ポピー
歴史を紐解く鍵
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仙と閃

獣爪閃と三仙剣。

見た目は使い込まれた普通の槍と薄いトライデントのような三叉の槍。


ぶつかった衝撃はその場にいる全員に届いた。


獣爪閃の能力は獣の能力を付加して槍を振るうこと。

文字にするなら単純だが、これが強い。

恐らく今は熊の腕力で槍を振るっている。その一撃に熟練の槍術が加わる。それは容易く、確実に、岩を穿つ。

更に僅かに速度が落ちる瞬間に能力を切り替えている。恐らく獅子の爪。


三仙剣とやらもただのトライデントではない。その形状から攻撃範囲の広さは推し量れるが、触れてさえいない場所に、深い傷痕が刻まれている。

予想されるのは、斬撃の範囲のさらなる向上。間合いが読みにくい、不可視の刃が付いているようなものだ。


その2つの衝撃は破壊という形で現れる。


ひび割れた斬撃が乱れ飛び、熊の膂力は床を砕く。




「うむ、見事。では、全力を見せてもらおう」

三仙剣は、突きの構え。

突きは槍に置ける最強の技とされる。最短距離を最速で、目標を貫く。熟練の槍術の突きはなんの小手先の技もなく、それだけで名が轟くという。


「仕方ない」

獣爪閃は両手で短く持ち、上段構え。打ち払い、ならぬ打ち落としの構え。最速の槍を上空撃ち落とすとでも言うのか。


「「勝負!」」

瞬間。

三仙剣は朱く輝き。

獣爪閃は形状が変わった。

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