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遺跡街の仕事人  作者: 黄野ポピー
仕事人の支援者達
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挿入話 狩人の技師たち 4

後日、新しい『刀』を使う剣士の選抜試験が行われた。


条件は鉄鞭を扱えること。


鞭という特殊な武器だが予備武器として使うものは多く、予想よりも条件に合うものが多かった。


「でわ、そうだな・・・・これから鍛錬場に行って走ってもらう。鉄鞭もだけど、運動能力も必要な刀だからな。全員壁からスタートして向こうの壁に手を付き、また戻ってこちらの壁に手をついて足の速かったものを合格者とする。あと刀の特性上、合格者は上位3名とする。1位の者から刀を試して合わなければ次の者、というふうに相性をチェックする。何か質問は?」


質問は出なかったので早速試験を開始した。



合格したのはちゃんと念を使って実戦に近い状態でいた三人だ。前の試験でも思ったが、なぜ素の力で挑もうとするのだろうか。それほどまでに自信があるなら刀なぞ要らないだろうに。


さて、宣言通りかけっこで到着した3人に刀を試してもらう。

今回試すのは『鶴丸』だ。『鶴丸』は『獅子王』のように展開すると全身甲冑になる。いや、甲冑というよりボディスーツか。主武装は腕の下に付いた長さも大きさもバラバラな刃。副武装に鉄鞭を活用したもの。


大剣型でありながらできるだけ軽装備になるように工夫した。


試した結果だが、3位到着の少年狩人が一番上手に『鶴丸』を扱うことができた。常に念を使って身体強化をしているためか、気の総量も多く上手く活用出来ているようだった。


これで前回の『へし切長谷部』と合わせて2名の新人剣士が出来た。あとは実戦で早く慣れてもらうこととしよう。

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