表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
遺跡街の仕事人  作者: 黄野ポピー
仕事人の支援者達
125/140

挿入話 とある武器店 4

ここは武具店。武器だけでなく防具の類も売っておる。

ほとんどがワシの作品じゃが、弟子の習作が上手くいけば並べて安価に置くこともあるし、引退する者から買い取ることもある。



「良い盾があるって聞いてきたんだが、ここで合ってるか?」

「なんじゃ、お主は。ここにあるのは値段に相応しい武器防具じゃ。正しくその価値を活かせるかはお主等次第じゃろうが」

「はっ、ちげぇねぇ。少し見せてもらうぜ」


そういうと突如やってきた男は盾を物色し始めた。扱いは丁寧みたいじゃから、とりあえずはいいかの。


「じーさん、頑丈な篭手みたいのはねぇのか?」

「盾はいいのか?篭手はそっちあるじゃろ」

「俺は元々拳で戦ってたんだよ。盾を持ったら防御の幅が広がるかと思ったが、なんかしっくりこねぇ」

「なるほどのぅ。・・・・ふむ、この篭手はどうじゃ?」

「あん?なんだこれ、肘まであるのか」

「元々は狩人の『刀』のパーツだったらしいの。そこに肘の部分には杭を、腕の部分には刃を足したものじゃ。拳の部分は強度強化もかけておるし、内側には衝撃吸収材も使っておる。値ははるが良い品じゃ」

「腕自体が武器になるってことか、面白いな。いくらだ?」

「金貨50枚じゃ」

「随分と吹っ掛けるじゃねぇか」

「言ったじゃろうが。値段に相応しい物を置いておると」

「・・・・・・・・・よし、買った」

「毎度ありじゃ。もし壊れたら直してやるからもってこい」



最近は売れいきがいいのう。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ