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遺跡街の仕事人  作者: 黄野ポピー
仕事人の支援者達
121/140

挿入話 小道具職人 6

と、とりあえず出来てしまったものは仕方ない。物に罪はないしの。まだ火属性付与もしとらんし。


というわけで、火属性付与じゃ!

え?今から辞めんのかって?ありえんありえん!ここまで上手く出来たんじゃ。どこまで出来るか限界を知りたいと思うのが職人のサガというものじゃ。


火の魔石を少しずつ削り『風・土両属性靴中敷き』に定着させる。少しずつ。少しずつ・・・・・。

出来た!火魔法の付与が出来たぞい!


バランスが難しいが、風属性を主軸にするとバランスを取りやすい。この靴中敷きの場合は風>>土>>火という具合じゃな!


いや!いい仕事をした!これならば依頼の通り水エリアでも大丈夫じゃろうし、衝撃吸収・防音・防臭・乾燥もクリアじゃ!

これに水属性を入れたらどうなるんじゃろうな?

属性のバランスという意味では4属性のほうが釣り合うはずじゃが・・・・?


いや、いかん。これはレギオンに提出するものじゃ。仕様書も清書するだけじゃし。



ちぃーっとだけ試してみてもいいかのう。もしかしたらこれよりも良くなるやもしれんし。

うむ、何事もやってみなければ分からん!


水の魔石を慎重に削って、すこーしずつ、すこぉしずつ・・・・。



ぱぁん!




は?

付与していた属性が消えた?


あ、水がはいったことで相克状態になって連鎖崩壊したのかの?


あ〜〜〜〜・・・・・!ワシの今までの苦労がぁ!





結局総合レギオンには三属性付与、スライム剤付きの靴中敷きとその仕様書を提出したわい。


ふん!

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