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気の扱いについて
・念について
主に『作用を強化する』ことに使用される。また魔法と違い体内にある魔力(気・オド)を即時消費するため、魔法に比べて瞬発力に優れる。
また、気をわざと暴発させることで爆発を起こしたり、反物質化して足場や武器の射程を伸ばすことに使われることもある。
なお、念については魔法ほど体系だったものはなく、作用を具体的にイメージして気を練ることで発動するため、詠唱は不要で呼び名も安直なものが多い。
ただし、1つの念でも一部位しか強化するのではなく、総合的に強化される。
例えば、足に念強化をして素早く移動しようとした場合。足の筋力全体に加えて姿勢を保つ腹筋や背筋、動体視力なども一緒に強化され、結果として『素早く移動する念』となる。
前話でもふれたが、念も魔法もオド(魔力・気)を使う点は一緒。探求者編のストライク・フォースはこの応用。ただ外部からちゃんと魔力を取り込んで使うか、体内の魔力をぱっと使うかの違いである。時間経過により気は復活する。