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➤12話 復讐者


 目を覚ますと、星空が広がっていた。

 荒れていた黒雲が嘘のように消えていて、ダストが輝いている。あまりにも綺麗な光景に、己が何処にいるのか見失いそうだった。


「確か老人と戦って、逃げて……」


 と、慌てるように五体満足であることを確認し、周りを見た。


「アート!」

 

 思いの外、近くにアートが寝ていた。

 外傷はあまりなく、顔色も優れているようだ。


「起きたか」


 老人は刀を肩に置き、薪を焚べていた。

 髪は全て灰色に染まっていて、元が黒だった印象を受ける。黒いローブに隠された甲冑が赤く錆びていて、頬下に大きな古い切り傷があり、歴戦の武人特有の雰囲気もあった。


「………っ」


 俺は眉間を寄せ、険しい顔をする。

 この老人は、俺たちを殺さなかったのだ。


「まぁ、そんな怖い顔をするな」


 老人は警戒する俺に手のひらを向けた。


「争う気はない。話をさせてくれ」


 俺は警戒を解かず、じりじりと足を踏みしめる。


「………なんですか?」

「まず、疑って悪かった」


 おおぅ、謝られた。


「俺は【邪神】の復活を阻止に来た」

「……僕は【邪神】ではない」

「ああ。よく気配を察知すると違う。魔力の質は同じだが、波長が明らかに異なる」


 なんか解説してくれたが、魔力とかその辺の知識がないから分からない。素直に聞いてみよう。


「どういう事です?」

「中身が違うって事だ」


 暗黒の世界で聞こえた声が『アズール』と名乗ったてたっけ。

 俺の中に何かが入ってるのかな。


「よく分からないんですけど、夢の中で黒い炎がアズールと名乗りましたが、消えて行きました」

「………消えた、のか」


 老人は目を見開いた後、落胆したような顔でそう言った。


「道理で、あいつの気配が消えたわけだ」

「……あいつって?」

「………わからない」


 わからないのか。

 こっちはもっと分からないことだらけだ。

 でも、老人の言動によると『アズール』と『あいつ』は異なる存在のように見受けられた。


「とりあえず、【邪神】ってなんですか?」

「ふむ………」


 少し悩むように眉間を寄せた。僅かに怒っているようにも見えたが、それは気のせいだろう。


 しばらく沈黙の後、老人は答えた。


「【凶堕ち(ダークフォールン)】という言葉は知っているか?」

「知らないです。悪い人かなんかですか?」

「ああ、簡単に言ってしまうと、悪に堕ちた者らを総じて指す。そして、絶大だった者が堕ち、途轍もない存在となった者が【四凶神】と呼ばれている」


 えーっと、◯ター・ウ◯ーズでいうと闇の側面のようなものか。

 闇に呑まれた者、という解釈でいいなのかな。


「名の通り【四凶神】と呼ばれた存在は四体だけだ」


 それぞれの呼び名は【魔神】、【死神】、【邪神】、【悪神】と呼ばれ、異なる時代で大陸を支配したといわれている。


 うち、二体は現在・・死亡していて、【魔神】だけがどこに住み、どういう存在なのか全く知られていなく、最も謎の多い凶神なんだそうだ。


 最も近い時期で【邪神】がヘーリオス大陸を支配したが、コロナ帝国が招集した六名の英傑……《六英雄》によって滅ぼされた。その戦いは苛烈を極め、二人の英雄という多大な犠牲を払ったうえでの勝利だったという。


「……『現在』?」

「ああ。【邪神】と【死神】は禁忌魔術の一つ、『転生サンサーラ』で倒しても必ず復活する」

「……絶望じゃないですか」

「だが、【邪神】の転生体の特徴は分かっている」


 老人は俺に指を指す。


「お前のその目だ。【邪神】は赤い眼の子に転生し、世界に災いをもたらす存在へと変質させる。故に”よこしまなる眼”とも呼ばれている」


 この体は【邪神】の転生体ってことなのかな。

 それよりも「よこしまなる」って何だ。そのネーミングセンスなんとかならなかったのか。俺が変態の目をしていると言われてるような感じじゃないか。


 絶対に改名してやる。

 そう、名付けるなら……『邪眼じゃがん』だ。

 この力が操れるようになったらそう呼ぼう。


 ………ん? 四体目の凶神についての話がないな。


「【悪神】はどうなっていますか?」

「あー、そっちは大丈夫だ。気にしなくても良い」


 はぐらかされた。何だよ。


「話を戻すぞ。俺はその紅い眼を持った子を監視し、【邪神】の復活を妨げることが俺の役割だったのだ」


 監視? そういえば街に放り出される時に渡されたっていう手紙になんか書いてたな。


「もしかして、家の前まで運んでくれたのは……」

「……ああ」


 狼人に刺されて死にかけた時の……

 あの黒いマントの男は、この人だったのか。


「えっと、その節はありがとうございます」

「礼には及ばない」


 傷も老人が治してくれたのかな。


「傷を治してくれたのも?」

「怪我はお前自身が治した。俺は何もしていない」


 自分で治した?どういうこっちゃ。


「母の遺伝に感謝するんだな」


 遺伝? 母親は特殊な一族だったりするのか。

 確か、得意な魔術が治癒って言っていたな。


「母は治癒魔術が得意だったのですが、それが関係してます?」

「お前の母は、黒妖精の末裔だ。黒妖精の遺伝に関係している」


 黒妖精って褐色で、エルフ耳のイメージだったけど違うのかな。

 黒髪で、ただの人間の女性にしか見えない。


「黒妖精は自己治癒に長けた一族でもある。お前の母は遺伝しなかったようだがな」


 なるほど、俺は黒妖精の遺伝によって自己治癒ができたってことか。

 でも、母さんは………


「……母さんはその力を持っていなかったのか」


 自己治癒ができずに死んだということになる。

 黒妖精の能力を持って生まれていれば……


「……母さんは?」

「そこにいる」


 指した先に、手を組んで横わたる母の姿があった。

 死後硬直などによる青ざめた色をしていない。まだ生気がある肌色で、眠っているんじゃないかと錯覚してしまいそうなほどに綺麗な顔だった。


「母さんは本当に……死んだのですか」

「黒妖精族は死んでもその生気は失わない。残念だが、死は確定している」


 涙がまた出そうだ。水で視界が歪む。

 霞む視界の中で、一つの事柄に気づく。


「……一つ聞きたいことがあります」

「なんだ?」

「母さん宛てられた手紙にあった兵とは、あなたのことですか?」

「………ああ」


 それを聞いた瞬間、怒りが湧き上がった。

 強姦されたあの時も、母さんが死んだ目をしていた時も、ずっと放置していたってことだ。


 兵だと言うのなら……一体何をしていたのだ!


「な、んで……!」

「……」


 沈黙を貫く老人。


「ッ、何か言えよ!」


 カッとした俺は力いっぱい殴った。

 老人は吹き飛び、木に叩きつけられる。


「グハッ……ゴボッ!」


 俺は老人の胸ぐらを掴み上げる。

 老人の口から、だくだくと血が流れ出ている。


「……言い訳するつもりはない。俺は結局、お前ら親子を救えなかった」

「ッ!」


 表情は申し訳なさそうな顔で染まっていた。

 その顔が腹立たしくて、どうしようもなく苛立つ。


「な、んで……」


 振り上げる拳を握りしめ、行き場のない怒りに震える。自制しなけばと理性が抑制してくるが、それすらも破られそうだ。こんなの間違っている、これは単なる八つ当たりだ。


 そして、老人の一言がとどめとなった。


「………すまない」

「う、うあぁっ!」


 謝るな、と俺はひたすらに、何度も殴った。

 燻る悲しみと取り返せぬ後悔に、殴る力も弱まっていく。


「くそ、くそぉ……」



◇◆


 ぱちぱち、と。俺は焚き火の前に冷えた体を温める。老人の口から流れ出る血も止まり、俺と対面する形で焚き火に囲っている。


「何か、理由があるのですか?」


 俺は老人の言い分を聞くことにした。

 理由がなんであれ、放置したことには変わりなく、許す気にもなれないが、どこかで安心を求めていたのかもしれない。


「……お前達のいる所に攻め入る魔物と戦っていた」


 街を襲ったあの魔物のことか。


「いつからですか?」

「お前が生まれた時からだ」


 つまり………八年間?

 その歳月を知った途端、俺は鳥肌が立った。


「ずっと、魔物が街に来なかったのは……」


 俺たちとが住む前のコリオリの街には、魔物が毎日絶えずに攻め入って来ていたという書物を読んだ。


「今回はあまりにも多すぎた。取り洩らしが出てしまった。そのせいで街に被害が出てしまったのだ」


 まさか、あの赤錆の甲冑は……返り血による腐敗?


「………ッ!」


 それに気づいた俺は、何も言えなかった。

 謝罪も、感謝も、喉元まで出かけたが声に出せなかった。


 老人は、八年間村に攻め入る魔物と戦っていた。


 村を、母を、俺を、守っていた。

 畑作業をしていた時も、友達と遊んでいた時も。


 ずっと、ずっと……


「………」


 俺は沈黙を貫いた。

 老人を否定したからではない。


 言うべき言葉を持ち合わせていないからだ。

 感謝一つ、謝罪一つ、それだけでは済まされるものではないと考えたからだ。


「ほら、食えよ。肉は力の源になる」


 黙って受け取る。

 不格好に切り取られた肉にかぶりつく。


「……うまい」


 エネルギーが体に染み渡る。

 多くの死を見たからか、生きていることに喜びを感じずにはいられなかった。


 ぱちぱち、と。


 再び風に吹かれて、揺らぐ薪火を眺める。

 そして気づけば、老人は俺を見据えていた。


「なぁ、アベル」


 男の顔というやつだ。

 威圧するような、試すような顔だった。


「強くなりたいか?」


 強さ、か。

 この世界に転生してから求めていなかったものだ。

 普通に楽しく過ごせれば、それでいいと思った。


「………俺は」


 しかし、それを害する者がいる。

 俺が力を求めず、日常に甘んじたせいで大切なものを失ったのだ。


「今回の襲撃には恐らく黒幕がいる」

「………黒幕?」

「エリーゼの誘拐、あの魔物の数、あの竜の襲撃、邪神の儀式……すべてのタイミングが偶然にしては出来すぎている」


 確かに違和感はある。エリーを助けた時、わざと逃すように、あっさり脱出できた。街を襲った魔物はどこか統一感があった。それに、あの黒竜もなぜ、俺たちの前に(・・・・・)わざわざ降り立った(・・・・・・・・・)


 獲物が目に入ったからというものあり得るが、何かの意図を感じずにはいられない。ダンさんたちの実力くらいであれば、おそらく俺たちが逃げたことを確認ができれば、即座に離脱することもできたはずだ。


「恐らく、襲撃から儀式まではセトの犯行だろうが、エリーゼが『計画』に含まれていたかどうか怪しい」

「……なぜです?」

「エリーゼを殺さなかった理由が分からないからだ」


 確かに、あの狂人が理由もなく殺さない訳がない。

 あれだけの大量の殺しをしたってのに、一人や二人程度では変わらないということなのか。こうして考えてみると、確かにセトだけではなく、他の思惑も混ざっているように感じる。


 ああ、くそ。何も分からない。

 己の無知さが腹立たしい。


「邪神復活ですら、始まりに過ぎないかもしれない。復活は免れたようだが、それ以上の何かが起きようとしている」


 この惨状が序章?

 ふざけんな。どんな理由であれ、母さんが死ななければならなかった理由にはならない。【邪神】の復活などというくだらない理由でみんなを殺した。


「……ここから先はお前次第だ。己を貶めた者を見返すのも、何も知らずに生きていくのも一つの道だ」


 見返す………

 この世界に転生して、初めて決めた目標だ。

 全ての上に立ち、全てを見返すと決めた。

 でも、それは母さんありきの夢だった。


「お前がもし、力を欲するのならば、俺が面倒を見てやる。戦い方も、生き方も教えてやろう」


 この老人、本当に何者だ?

 いや、今はどうでもいい。


 老人の体術や魔術を学べれば、この世界で見返す力が得られる。全ての上に立てなくとも、見返すことくらいはできるはずだ。


 今回の黒幕に見返すためにも、力が必要だ。


 俺たちを八年間ずっと守ってきた老人が守りきれなかったほどの力を持った敵だろう。


 老人がどれだけの力を持つか分からないが、俺よりも強いのだ。老人は本気を出してすらもない。


「どうだ?」


 ……力が欲しい。見返してやりたい。

 あぁ、俺を絶望させたことを後悔させてやりたい。


「力が、欲しい……です」


 怒りと執念を込めて、老人を見据える。

 風に吹かれて再び揺らぐ火が、まるで俺の心情を現しているようだった。


◇◆


 アートは目覚めると、敵意を剥き出にした。

 そりゃ、そうだわな。さっきまで戦っていた敵を信用することなんて出来ない。とりあえず、俺は吠えるアートをぎょす。


「どうどう」

「ウォンウォン!ガルルル…」

「悪者じゃないって分かったから大丈夫だ」

「ウォン?ウォオン!」

「えっ、証拠?」


 証拠ね。そんなものない。

 勘に従って弟子になったんだしな。


「悪い、今は俺を信じてくれないか」


 力強い眼差しでアートを見る。


「……ゥォン」


 俺も完全に信じたわけではないが、直感で決めたのだ。


 この人の弟子になる、と。


「アート、ごめんな」

「ウォン!」


 そっか、主人が言うんなら俺も信じるってか。

 忠誠心の強い子だな。


「よしよし」

「グルグル……」


 アートをわしゃわしゃと撫でた。

 その様子を老人がじっと観察しているようだ。

 ああ、アートと会話していたことかな。


「その犬……いや、狼か」

「え? お前、狼だったのか」


 狼だったのか。

 そういや鳴き声も犬と微妙に違う。


「しかも……」

「ん、何ですか?」


 少しだけ、細めた瞳に敵意が混じっている気がした。


「いや、その狼と会話できるんだな」

「出会った時は話すらできなかったのですがね。今ではテレパシーのようにアートの言うことが頭に直接、伝わってくるんです」


 老人は観察するようにアートを見た。

 アートは睨み返して、喉を鳴らしている。

 完全には信用してないようだ。


「……あれ」

「どうした?」


 そういや、この老人の名前なんだっけ。

 確か、「ン」で終わる名前だった。

 怒りに身を任せて耳に入らなかった。


「………あの」


 俺は畏まり、老人の顔をしっかりと見る。


「その……名前を教えてください」


 空気が静止した。なんだこの空気。

 空振った感じがすごいする。なんか言って老人。

 アートも、そっぽ向いていないで何か言ってくれ。

 うん、謝るべきだな。きっと俺が間違っている。


「……ごめんなさい」

「ハッ、ハハハハハハッ!」


 俺はポカンとした。

 笑う老人に唖然とした顔で眺めた。


「ハハハ!」


 まだ笑っている。だんだんと腹立ってきた。

 何が面白かったのやら。


「どこが面白かったのですか?」

「ハハハ、いや、悪い悪い」


 目を細める俺。

 コホンと咳払いをし、老人は改めて名乗った。


「俺は ユージン・ライラック だ。二つ名は……そっちはいいか。ただのジンと呼んでくれ」

「ジンさん……いや、ジン師匠!」

「師匠!?」

「はい! よろしくお願いします!」

「俺が師匠なぁ……そっか、そうだったな」


 デレデレする爺さん。可愛くないな。

 エリーのデレた顔の方が何百倍もいい。

 ジン師匠が若い時は可愛かったかもしれんが。

 男の俺からしたら……うん。


「ジン師匠、気持ち悪いですね」

「な、なんだとぉ」


 こうして、俺はユージンの弟子になった。


◇◆


 ジン師匠の話によると、エリーは無事とのことだ。街に襲撃があったタイミングで師匠の友人も救出に到着していたらしい。鷹の伝書鳩で、俺の無事と修業について伝えてもらうことになった。


「………」


 母の亡骸は火葬した。

 遺骨を瓶に入れ、木の下に埋め、墓石を置く。

 そして、石には、前世の言葉で母の名を刻んだ。


「母さん、こんな場所でごめん」


 今、金も場所もない。でも、いつか場所を持てるようになったら、改めて墓を建てよう。


「俺、ユージンさんの弟子になったよ」


 これから修業の地に向かう。

 場所は……マーラ山だったな。師匠曰く、海を渡り、魔物が大量に発生する山を目指しつつ、戦い方を教えるそうだ。過酷な修業メニューが並びそうだ。魔物の群れに突き落とされたりとかね。


「……母さんは止めるかな」


 そんなことしなくてもいいと言うかな。

 健やかに生きて欲しいって思うかな。


「でも、やっぱり見返したい。このままになんて出来ない」


 強欲で、妬みがましくて、執念深いかもしれないが、これが俺だ。子供っぽい考えかもしれないが、俺の全てだったものを壊した奴が許せないのだ。


「……それでも、生きることは忘れないよ」


 前世では怠惰スロウスだったが故にあっさりと死んだ。

 この上ないつまらない死に方だったと思う。

 今度こそは鮮明に生命を燃やし、生きたいと思う。


 生きて、世界に俺の名を轟かせてやる。

 あの世のいるであろう母に届くほどに……


「そろそろ行くぞ」

「……はい」


 俺は手を合わせ、拝む。

 そして、アートをひと撫でして立ち上がった。


「母さん、必ず戻ってくるよ」


 俺は踵を返し、師匠についていく。

 修業が地獄だろうと、煉獄だろうと耐えてやる。

 この俺を絶望させたことを後悔させてやる。


「こっちだ」


 ユージンが先に真っ暗な森へと入る。

 後を追い、足を急がせた。


「…………」


 ふと足を止め、最後に夜空を見上げた。

 星空にひときわ強く、月光が眩く輝いている。


「ヴォルル……」

「ああ、わかっているよ」


 全てを失った。全てを奪われた。

 もはや取り返すことはできないだろう。

 だが、残ったものはある。


 それは、復讐心。


 この借りは必ず返す。やられたらやり返す。

 至極シンプルな考えである。


(俺は────)


 月光の筋が黒い森へと指し示されている。

 彼を暗闇の時を歩かせるように。

 修羅道へと導くかのように。



(────復讐者だ)






これで序章は完結です。いい話ではなかったと思いますが、ここまで付き合ってくださりありがとうございます。


さて、次章は修業を終えたアベルの話からとなります。また、短いですが修業編は、断章でお読みいただけます!

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